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弘前ねぷた祭り&青森県完成披露舞台挨拶レポート

2023/08/06 21:00 up!

先日8月4日(金)に、劇中にも登場する弘前ねぷたまつりに、
堀田さんと鶴岡監督が参加、弘前の街中を浴衣姿で練り歩きました!

ねぷたまつりでは、堀田さん演じる主人公・美也子が描かれた『バカ塗りの娘』山車が登場。
この山車は、劇中のねぷたまつりのシーン撮影に協力した堅田ねぷた愛好会の皆さんが、
堀田さんのねぷたまつり参加を聞いて制作してくださったもの。
山車をみた堀田さんは「こんなに素敵な堀田ねぷたを作っていただき、持って帰りたい気持ちです!」と笑顔でコメントしました。

今回初めて参加した弘前ねぷたまつりについても、「一度は観に行きたいと思っていた、大変歴史のあるお祭りに
『バカ塗りの娘』を背負ってくることができて本当に嬉しい」(堀田さん)と話し、さらに、地元の方々の声や沿道からの
たくさんの応援の声を直接耳にして「地元の方々からあたたかい声をいただき、皆さんに支えられてできた作品だと感じました。
ねぷたまつりの情熱を私自身も感じ、皆さんと一緒に映画を盛り上げていきたい」(堀田さん)と話しました。

8月5日(土)には、イオンシネマ弘前で、青森県完成披露舞台挨拶が行われ、
ロケ地となった弘前で、初めて映画がお披露目されました!

舞台挨拶の冒頭、MCから弘前におかえりなさいと声をかけられると、堀田さんは「ただいま~!」と客席に呼びかけ
「約1年ぶりに弘前に戻ってくることができ、本当に嬉しく思います。オール青森ロケだったので、弘前の皆さんに最初に観て頂けることが嬉しい」と挨拶。鶴岡監督も「皆さんに観て頂ける日を迎えてほっとしています。一方で長い時間をかけて向き合ってきた作品なので、作品の巣立ちのような感じで、清々しくもあり、少し寂しくもありますが、今日初めて一般のお客さんに映画を観て頂けるので、最後まで楽しんでほしい」と挨拶しました。

津軽塗をテーマにしたことについて鶴岡監督は、「実際にどういう作業を経て作品が完成形になっているかが意外と知られていない中で、モノがどうやって作られているかを伝えたかった」と話し、それゆえに「シナリオにも作業工程がぎっしりでした」と明かしました。
そんなたくさんの塗りのシーンの撮影について、初めて津軽塗に挑戦した堀田さんは「職人さんに丁寧に教えていただきながら挑戦しましたが“バカ塗り”のタイトルの通り、実際に何度も何度も塗っては研いでを繰り返すので、すべての工程は覚えられず、それぞれの工程を教えていただき次第、すぐに本番という形で、撮影を繰り返していました」と撮影を振り返りました。

今回津軽塗だけでなく、津軽弁にも挑戦した堀田さんは、青森のお客さんを目の前にして「津軽弁のプロの皆さんを目の前にしてドキドキです!」と笑顔をみせ、「わいは!」(津軽弁で驚きを表す言葉)と好きな津軽弁を大きな声で披露!会場からは歓声と拍手が巻き起こりました。また撮影の合間で、劇中にも登場したアートギャラリーCASAICOに行き、「津軽塗のお箸を購入して今も自宅で使っています」と、生活の一部に津軽塗を取り入れていることも明かしました。

映画のタイトルについて、鶴岡監督は「“バカになる”という表現があるように、何かになりふり構わずものすごく打ち込むことへのリスペクトを込めました」とタイトルの意味を説明。一方で「職人さんから“バカ塗り”という言葉がどう捉えられるのか、とても悩み、緊張しながら相談したところ「おもしろい」といってもらえた」と津軽塗職人の皆さんにも相談し、決意したことを明かしました。

最後にこれから映画をみるお客さんに向けて堀田さんは
「津軽塗の魅力がたくさん詰まった作品ですが、それだけでなく、青森の四季折々の風景や食、青森の皆さんの笑顔など、
青森の魅力がぎゅっと詰まった作品だと思います。津軽塗の工程がたくさんあるように、私たちも1カット1カットをひたむきに丁寧に撮影させて頂いたので、皆さんにも応援していただけたら」と呼びかけました。