映画『タイトル』 NEWS

2022.08.24
最新情報
『マイ・ブロークン・マリコ』完成報告試写会を行いました!

8月23日に都内ホールで完成報告試写会が行われ、永野芽郁さん、奈緒さん、そしてタナダユキ監督が登壇しました!本作で友情を超えて魂で結び付いた親友同士を演じ、プライベートでも仲の良い永野さんと奈緒さんが一緒に登壇するのはこの舞台挨拶が初めて。永野さんと奈緒さんの関係性があるからこその撮影時のエピソードや、永野さんにとって大きな挑戦になったという本作への役作りなどを語って頂きました。

ブラック企業に勤めるガラの悪い主人公・シイノ役の永野さんは「ホントにホントに、みんなで全身全霊で挑んだ作品です!」と手応えを口にしながら「この作品に出会えたことが幸せ。もしかしたら『え?芽郁ちゃんじゃない…』とちょっと衝撃を受けるかもしれませんが、絶対に見て後悔はさせない自信があるので嬉しいです」と新境地開拓作のお披露目を喜ばれました。

シノイの親友・マリコ役の奈緒さんも「脚本を読んだ段階で撮影に入ってもいないのに、今日この日を夢見る自分がいました。客席にいる皆さんにその夢を叶えてもらっている気がして感極まりそうです」と感激。

原作を読み終わった途端、自分で映画化したいとプロデューサーに直談判したというタナダ監督は「発売当日に原作を読んですぐにプロデューサーに電話したのは初めての経験。シイちゃんの衝動に引きずられる形で絶対に撮りたい、絶対に撮るという気持ちで突き進んでそれが今日に結びついていると思うと感慨深い」と思い入れを口にしました。

永野さんはオファーを受けて、「とてつもない漫画で衝撃を受けた。やりたいけれどやりたくないというのが第一印象でしたが、漫画も脚本も良すぎてほかの人にやられるのは悔しいと同時に思いました」と告白。喫煙シーンもあることから、役作りのために3、4か月間ニコチンやタールの入っていない煙草を吸っていたそうで「凄く不味くて後味もよろしくない。ご飯を食べた後に吸うと味覚がグチャグチャになって慣れるまで大変でした」と苦笑い。さらに劇中で着用したドクターマーチンも撮影の11か月前から履き続けてきたと報告。その現物がイベント会場のロビーに展示されていると知ると、永野さんは「匂いとか嗅がないでください!(笑)それだけが心配!遠くから見てください!」と大テレでお願いしていた。

一方、奈緒さんは、原作漫画を読んで大号泣したそうで「あまりにも力が強くて呆然と涙を流している自分がいて、この物語を伝えなければという気持ちになりました。この凄い作品を凄いパワーと愛を持ってタナダさんが作り上げる組に芽郁ちゃんが座長をしている。そんな船に私も飛び込みたいと思った」と熱弁。2人の気合いを受け取ったタナダ監督は「撮影中の二人はシイノとマリコだった。毎日そのお芝居を間近で撮っていくにつれてプレッシャーも積もりました。これをちゃんと仕上げて届けなければと」と心境を吐露しました。

完成した本編の試写では2人横並びで鑑賞し、永野さんは「凄い映画に出たんだと自信をもらえて、自分にとっても大事な作品だと思った」と感想を話し、奈緒さんは「序盤から泣いてしまって鼻をすする音で迷惑をかけたのではないかと思った」と照れ笑い。それに対して永野さんは「場内が明るくなって横を見たら、奈緒ちゃんの顔が凄いビチョビチョでメイクも落ちていて。撮影中は魂を削ってやられている姿を見ていたので、またここで一つ奈緒ちゃんが救われたと思って二人で泣くという」と仲良し号泣を明かし、「周りの人は引いていたよね?」との永野さんの問いに、奈緒さんも「私たちこの作品では涙も鼻水も流していいよねと話し合っていたけど、まさか試写であんなにグシャグシャになるとは…」と認めて笑いを誘いました。

舞台挨拶の締めの挨拶では、「私自身がこうやって自信を持って絶対に見てほしいという作品が…」と話し始めるも、感極まって言葉を続けることができず、一度息をつく永野さん。そして大粒の涙を流しながら「この作品ができたことを誇りに思いますし、それを皆さんにも感じていただけると思います。今日ここに足を運んでくださった皆さんが、帰るときには何か肩の荷が下りる気持ちになるような作品ができたと思います」と締めくくり、温かい雰囲気の中でイベントは終了しました。

©2022 映画「マイ・ブロークン・マリコ」製作委員会