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Story

そこに存在しない“誰かの想い”が見える青年・未山(坂口健太郎)。その不思議な力で身体の不調に悩む人や、トラウマを 抱えた人を癒やし、周囲と寄り添いながら、恋人で看護師の詩織(市川実日子)とその娘・美々(磯村アメリ)と静かに暮らしていた。 そんな未山はある日、これまで体感したものとは異質の強い想いを感じ始める。それは、高校時代の後輩で、遠く離れた東京で活躍するミュージシャン・草鹿(浅香航大)のものだった。その真意を確かめるため、彼のライブ会場に足を運び、草鹿と対面を果たす。重い口を開いた草鹿から過去に未山と恋人・莉子(齋藤飛鳥)が遭遇した事件の顛末を明かされ、それ以来一度も会うことがなかった莉子と再会を果たすことに・・・。彼女の存在によって紐解かれていく、未山の秘密。

彼は一体、どこから来た何者なのかー?

Comment

坂口健太郎(未山 役)

登場⼈物それぞれに、未⼭という像があり、どれも真実でどれも嘘のような、
彼が何者なのかをみんなで模索し、答えを導き出す旅をしているような不思議な体験でした。
この作品ならではの世界観に浸ってもらえると嬉しいです。

Profile

1991年、東京都出身。
2014年に俳優デビュー後、『64-ロクヨン-前編/後編』(16/瀬々敬久監督)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。18年に「シグナル 長期未解決事件捜査班」(CX)で連ドラ初主演。その他、主な映画出演作に『君と100回目の恋』(17/月川翔監督)、『今夜、ロマンス劇場で』(18/武内英樹監督)、『劇場版 そして、生きる』(19/月川翔監督)、『仮面病棟』(20/木村ひさし監督)、『劇場版 シグナル 長期未解決事件捜査班』(21/橋本一監督)、『余命10年』(22/藤井道人監督)、『ヘルドッグス』(22/原田眞人監督)など。近年のテレビドラマ出演作に、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(21)、「婚姻届に判を捺しただけですが」(21/TBS)、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(22)、「ヒル」(22/WOWOW)、「競争の番人」(22/CX)などがある。

齋藤飛鳥(莉子 役)

わかるような、わからないような
わかりたいようで、わかりたくないような。
曖昧で切なくて、美しい体験をさせていただきました。
見てくださるみなさんにも、そんな体験が待っていますように。

Profile

1998年、東京都出身。
2011年にアイドルグループ乃木坂46の1期生オーディションに最年少で合格し、デビュー。映画出演作として『あの頃、君を追いかけた』(18/長谷川康夫監督)ではヒロイン役を、『映像研には手を出すな!』(20/英勉監督)では映画初主演を果たし、2023年に同グループを卒業。その他、主なドラマ出演作に「少女のみる夢」(16/EX)、「ほんとにあった怖い話 夏の特別編」(16/CX)、「ザンビ」(19/NTV)、「映像研には手を出すな!」(20/MBS)、「リモートで殺される」(20/NTV)、舞台出演作に「あさひなぐ」(17/板垣恭一)など。

浅香航大(草鹿 役)

とても不思議な作品でした。
正直、台本から仕上がりの想像がつかない映画で、出来上がった作品を見て泣いてしまうとは想像していませんでした。
伊藤ちひろ監督とは昔からの付き合いですが、伊藤さんの頭の中にこのようなものがあったなんて、驚きです。
泣いてしまったと言いましたが、前向きに、この地球に生きている自分を愛してあげたくなるような映画でした。

Profile

1992年、神奈川県出身。2011年に「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」(11/CX)で連続ドラマに初出演。以降もNHK連続テレビ小説「マッサン」(14)、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」(17)、「あなたの番です」(19/NTV)と出演作を重ねる。主な映画出演作に『桐島、部活やめるってよ』(12/吉田大八監督)、『悪の教典』(12/三池崇史監督)、『南瓜とマヨネーズ』(17/冨永昌敬監督)、『見えない目撃者』(19/森淳一監督)、『劇場』(20/行定勲監督)、『滑走路』(20/大庭功睦監督)、『犬部!』(21/篠原哲雄監督)、『あなたの番です 劇場版』(21/佐久間紀佳)など。23年2・3月に舞台『アンナ・カレーニナ』(フィリップ・ブリーン)の公演と3月10日(金)に『ひとりぼっちじゃない』(伊藤ちひろ監督)の公開が控えている。

磯村アメリ(美々 役)

スタッフさんとトランプしたり、ご飯食べに行ったり、カエルをみせてもらったり、みんなが沢山遊んでくれて、毎日楽しいお仕事でした!
未山くん(坂口健太郎さん)はいつも抱っこしてくれて、牛を触らせてくれたり、隠れんぼしたりいつもいっぱい遊んでくれました!未山くんのお腹でお昼寝するシーンは本当に眠くなっちゃって未山くんって、優しくて天使だなって思いました。
監督さんが美々がアメリで良かったって言ってくれたのが嬉しくてアメリも美々になれて嬉しかったです。
監督さん優しくて大好きになっちゃったから、バイバイが嫌で最後泣いちゃいました(笑)

映画を観て、アメリは最後感動して泣いちゃいました。
楽しくお仕事できたから楽しくみんなで観てください♪

Profile

2016年、東京都出身。2021年CMでデビュー。映画、テレビ、CMなどで子役として活躍中。主な出演作に、映画『チェリまほ THE MOVIE 〜30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(22/風間太樹監督)、『夜を走る』(22/佐向大監督)、『アキラとあきら』(22/三木孝浩監督)、テレビドラマ「PICU 小児集中治療室」(22/CX)、「星降る夜に」(23/EX)、Official髭男dism「Subtitle」MVなど。

市川実日子(詩織 役)

光がきれいな初夏の長野で、撮影をしました。
口下手で繊細な心を持つ監督が、もっと饒舌な方だったら。このお話もこの映画も生まれていないんだろうなと感じています。
目に見えるもの、見えないもの。ひとの強さや優しさ、美しさ。言葉で形容しがたいものを、探し体感し続ける旅のようでした。
公開をたのしみにしていただけたら、うれしいです。

Profile

1978年、東京都出身。
映画『タイムレスメロディ』(00/奥原浩志監督)で女優デビュー。2003年、初の主演映画『blue』(02/安藤尋監督)で第24回モスクワ国際映画祭最優秀女優賞を受賞。その後数々の映画やドラマに出演し、『シン・ゴジラ』(16/庵野秀明監督・樋口真嗣監督)では、第40回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。その他、近年の主な映画出演作に『三度目の殺人』(17/是枝裕和監督)、『ナラタージュ』(17/行定勲監督)、『DESTINY 鎌倉ものがたり』(17/山崎貴監督)、『羊の木』(18/吉田大八監督)、『初恋〜お父さん、チビがいなくなりました』(19/小林聖太郎監督)、『よこがお』(19/深田晃司監督)、『罪の声』(20/土井裕泰監督)、『TANG タング』(22/三木孝浩監督)など。

伊藤ちひろ(監督・脚本・原案)

これは坂口健太郎さんの持つ圧倒的な透明感に魅了されてできた作品です。
未山というキャラクターは、主人公でありながら、物語のなかでもっとも謎に包まれた存在ですが、その神秘性や繊細さのような、そういった言葉にはなかなか表しづらい複雑さを、坂口さんはとても丁寧に表現してくださいました。
サイドバイサイドというこの映画のタイトルは「隣にいる」という意味があります。
自分の隣にはいま誰がいるのか、これまで誰が隣にいたか、人生を振り返ったらどんなひとのいくつの横顔が浮かぶのか、そして誰にいてほしいと感じるのか。
距離感の取り方を意識する時代のなかで、そういったことを、ふと考えます。
素晴らしい演者の方々の色鮮やかな感性の力により、その隣にいる様々な関係を豊かにつくっていくことができました。

Profile

『Seventh Anniversary』(03)で脚本デビュー。その後、『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)の脚本に大抜擢され、『春の雪』(05)、『クローズド・ノート』(07)など行定勲とタッグを組んでヒット作を発表する。その他の作品に、ヴェネチア国際映画祭コンペディションに選出された『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』(08/押井守監督)、『今度は愛妻家』(10/行定勲監督)、『真夜中の五分前』(14/行定勲監督)など。活躍は映画にとどまらず、神奈川県立芸術劇場(KAAT)のこけら落とし作品「金閣寺」(宮本亜門演出)の上演台本を手掛ける。近年では堀泉杏名義で『ナラタージュ』(17/行定勲監督)、『窮鼠はチーズの夢を見る』(20/行定勲監督)などの脚本を手掛ける。劇場映画初監督作品となる『ひとりぼっちじゃない』が3月10日(金)公開予定。

行定勲(企画・プロデュース)

脚本は、伊藤ちひろ監督ならではのマジックリアリズムを用いた世界観が面白く、重くなりがちな背景をおかしみを交えたユニークな表現で中和させる卓越したものだった。
坂口健太郎演じる主人公の未山くんは、無口で透明感のある風貌とその佇まいだけで惹きつけられる圧倒的な魅力があった。素晴らしいキャストによって作られていく澄んだ空気に相まって、長野の美しい自然に拘って撮られたロケーションに癒される作品になったと思います。コロナ時代を生きる私たちの心に響く映画になることを切に願います。

Profile

1968年生まれ、熊本県出身。
長編第一作『ひまわり』(00)で、第5回釜山国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞。『GO』(01)では、第25回日本アカデミー賞最優秀監督賞をはじめ数々の映画賞を総なめにし、一躍脚光を浴びる。また『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)は同年実写映画1位の大ヒットを記録し社会現象となった。以降、主な監督作に『北の零年』(05)、『春の雪』(05)、『クローズド・ノート』(07)、『今度は愛妻家』(10)、『パレード』(10/第60回ベルリン国際映画祭パノラマ部門・国際批評家連盟賞受賞)、『真夜中の五分前』(14)、『ピンクとグレー』(16)、『ナラタージュ』(17)、『リバーズ・エッジ』(18/第68回ベルリン国際映画祭パノラマ部門・国際批評家連盟賞受賞)、『劇場』(20)など多数。