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元映画館が、X トリロジー⼀⾊に︕ 伝説の「スナック“パール”」が⼀⽇限定で復活︕︕
5月25日(土)に実施した「復活スナック“パール”〜パールの夢から、マキシーンの夢へ」は、⽇暮⾥にある30 年前に閉館した映画館を改修したイベントスペース「元映画館」で実施。館内は、X トリロジー⼀⾊になりました。イベント当⽇は14 時に開店。⼊⼝に⼊る前からパールのチラシで埋め尽くされた掲⽰板や、顔を覗かせるとポスタービジュアルが完成する、フォトスポットがお出迎え。⼀歩⼊り⼝に⾜を踏み⼊れると、Xトリロジーの世界観に没入できる空間が広がります。
受付⼿前にあるトイレは、当日実際に故障中。事件現場のように「KEEP OUT」と書かれたテープが貼ってあり、そこにはタグが貼られ、謎のタイムコードが。トイレの個室には、VHS が壁⼀⾯敷き詰められ、そのVHS の1つには、「FOR MAXINE」と映画『MaXXXine マキシーン』とリンクする仕掛けが。タイムコードは、その仕掛けとリンクする映画本編の尺を⽰していました。もう1つのトイレには、家庭⽤撮影ビデオのテープが壁⼀⾯敷き詰められ、それが写る鏡には、またしてもタイムコード付きのタグ、その上に⼿書きのメモを発⾒。そこには、電話番号が。
館内に⼊ると、X トリロジーの全ポスターが掲出。ヒグチユウコさん×⼤島依提亜さんによるX シリーズのオルタナティブポスターが全種掲出されていました。
2階には、「BAR&SNACK シネマのあとで」が併設しており、コラボメニューを展開。⼊場料に含まれているマキシーンをイメージした真っ⾚なポップコーンやコラボカクテル、コラボホットドッグが販売されました。ホットドッグは2種類展開され、1種はパールをイメージした真っ⾚なバンズの「ピクルスサルサ」、もう1種は、マキシーンをイメージした緑のバンズの「ベーコンチリ」。
そして、「BAR&SNACK シネマのあとで」に向かう窓にもタイムコードが記載されたタグを発⾒。潰されそうになっているミニカーが!そして、会場の中央にも、タグを発券。その位置から上を⾒上げ、映画館には珍しく天窓があり、そこからは、本イベントの来場者を⾒下ろす、パール婆さん!?!?!受付には、映画のビデオテープがたくさん並び、マキシーン本編にも登場する『サイコ』のVHS も。
さらにイベントでは、3つのトーク企画を実施しました。1つ⽬はX シリーズを愛し、パールに扮した映画感想屋声優の野⽔伊織さんと、映画パーソナリティの奥浜レイラさんが、過去2作を振り返りました。2 つ⽬は、本作の宣材デザインを担当し、シリーズ全てに携わっているグラフィックデザイナーの⼤島依提亜さんと奥浜レイラさんがシリーズのビジュアル制作の秘話について話しながら、⼤島さんが⾃作のマキシーン仕様のVHS カバーや、発売前のマキシーンのパンレットの⾊校正を披露し、来場者も⼤興奮。最後に、ドラァグァクイーンとして活躍する、ヴィヴィアン佐藤さんとシルヴィア・ポンパドール・マンチェスターさんのお⼆⼈が、マキシーンの舞台となる1980年代の時代背景や、クィア論の観点から映画の楽しみ⽅を語ってくれました。閉館後、多くの来場者から公開後も再び実施してほしいという声が上がるほど⼤盛況のうちにイベントは、幕を閉じました。