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映画『マイ・ブロークン・マリコ』

大ヒット上映中

主演:永野芽郁、監督:タナダユキ 他

TRAILER

    • 本作品はHelloMovie方式による音声ガイド・日本語字幕に対応しています
    あたしには正直、あんたしかいなかった

    INTRODUCTION

    連載開始直後からトレンド入り連発。
    大反響を呼んだ衝撃コミック、映画化。

    2020年に発表されるや、単行本は即重版、第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞をはじめ、各賞を総なめにした傑作漫画「マイ・ブロークン・マリコ」(著:平庫ワカ)。圧倒的な熱量と疾走感、「親友の遺骨と旅に出る」という心に刺さるドラマを備えた話題作が、原作をこよなく愛する最高のスタッフ・キャストで実写映画化。 監督は、人間の芯を鋭くとらえた力作を次々に発表してきたタナダユキ。主人公・シイノ役を務めるのは永野芽郁。天真爛漫なこれまでのイメージを覆す泥臭くも必死な雄姿を、スクリーンに刻み付けている。その親友・マリコ役には、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』で永野と共演した奈緒。さらに、『ふがいない僕は空を見た』『ロマンス』に続きタナダ作品出演となる窪田正孝が、キーキャラクターのマキオに扮した。物語の余韻に寄り沿うエンディングテーマには、伝説的バンドThe ピーズの名曲「生きのばし」を起用。この秋、魂を震わせる1本が誕生した。

    STORY

    ある日、ブラック企業勤めのシイノトモヨ(永野芽郁)を襲った衝撃的な事件。それは、親友のイカガワマリコ(奈緒)がマンションから転落死したという報せだった――。彼女の死を受け入れられないまま茫然自失するシイノだったが、大切なダチの遺骨が毒親の手に渡ったと知り、居ても立っても居られず行動を開始。包丁を片手に単身“敵地”へと乗り込み、マリコの遺骨を奪取する。幼い頃から父親や恋人に暴力を振るわれ、人生を奪われ続けた親友に自分ができることはないのか…。シイノがたどり着いた答えは、学生時代にマリコが行きたがっていた海へと彼女の遺骨を連れていくことだった。道中で出会った男・マキオ(窪田正孝)も巻き込み、最初で最後の“二人旅”がいま、始まる。

    CAST

    永野芽郁

    永野芽郁

    シイノトモヨ役

    Comment & Profile+

    奈緒

    奈緒

    イカガワマリコ役

    Comment & Profile+

    窪田正孝

    窪田正孝

    マキオ役

    Comment & Profile+

    尾美としのり

    尾美としのり

    マリコの実父役

    Comment & Profile+

    吉田羊

    吉田羊

    マリコ実父の後妻・タムラキョウコ役

    Comment & Profile+

    ORIGINAL

    第24回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 新人賞受賞/ブロスコミックアワード2020  大賞受賞/このマンガがすごい!2021  オンナ編4位

    2019年にオンラインコミック「COMIC BRIDGE」で連載されるやいなや、 毎話SNSでトレンド入りし、翌年出版された単行本(全1巻)では即重版が決定するなど、爆発的な反響を呼んだ話題作。
    デビュー作にして各漫画賞を受賞するなど異例の快挙を成し遂げ、全世界10か国語で翻訳出版されている。

    漫画表紙

    ©平庫ワカ/KADOKAWA

    BRDIGE COMICS
    『マイ・ブロークン・マリコ』新しいウィンドウで開く
    著:平庫ワカ
    刊:KADOKAWA
    発売:2020年01月08日

    試し読みはこちら新しいウィンドウで開く

    STAFF

    タナダユキ

    監督・脚本タナダユキ

    Comment & Profile+

    脚本向井康介

    Profile+

    Theピーズ

    エンディングテーマ
    「生きのばし」Theピーズ

    Profile+

    音楽加藤久貴

    +

    撮影高木風太

    +

    照明秋山恵二郎

    +

    録音小川武

    +

    美術井上心平

    +

    スタイリスト宮本茉莉

    +

    編集宮島竜治

    +

    助監督松倉大夏

    +

    永野芽郁

    永野芽郁

    シイノトモヨ役

    Comment

    シイノ役のお話を頂いた時は、自分の中でも大きな挑戦だったので不安もありとても葛藤しましたが、全てを受け入れ一緒に乗り越えようと言ってくれたタナダ監督に、ついていきたいと思いました。
    「マイ・ブロークン・マリコ」という作品の世界観が私は大好きです。初めて原作を読ませていただいた日から虜です。
    その気持ちを大事に、リスペクトを込めて、日々体の芯が熱くなるのを感じながら、心から声を出しました。
    今までにない私を観ていただけると思います。
    完成が楽しみです。

    Profile

    1999年9月24日生まれ、東京都出身。2016年8月より、ファッション雑誌「Seventeen」の専属モデルとして活躍。女優として、17年に『ひるなかの流星』で映画初主演を務める。18年には、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」でヒロインに抜擢され、第43回エランドール賞新人賞を受賞。21年には、『そしてバトンは渡された』で、第45回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞、同作と『地獄の花園』(21/関和亮監督)で、第46回報知映画賞、第64回ブルーリボン賞 主演女優賞を受賞。
    その他、主な映画出演作は、『俺物語!!』(15/河合勇人監督)、『帝一の國』(17/永井聡監督)『ミックス。』(17/石川淳一監督)、『君は月夜に光り輝く』(19/月川翔監督)、『仮面病棟』(20/木村ひさし監督)、『キネマの神様』(21/山田洋次監督)など。テレビドラマでも、「僕たちがやりました」(17/KTV)、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(19/NTV)、「親バカ青春白書」(20/NTV)、「ハコヅメ~たたかう!交番女子」(21/NTV)など話題作に多数出演。2022年7月クールTBSドラマ「ユニコーンに乗って」では主演を務める。

    奈緒

    奈緒

    イカガワマリコ役

    Comment

    原作を読む手が止まらず読み終わった後は涙が止まりませんでした。
    盲目的な2人の友情と愛がどこまでも哀しく優しく、 この作品はきっと誰かの救いになると感じました。
    母の様に愛を持って現場を包んでくださるタナダ監督のもと、 永野芽郁さんと「いつかまた一緒に2人でお芝居をしよう」と約束をした、 あの日の夢を叶えることができてとても幸せです。
    沢山の方に届きますように。

    Profile

    1995年2月10日、福岡県出身。20歳で上京し、2018年連続テレビ小説『半分、青い。』(NHK)で永野芽郁演じるヒロインの親友役に抜擢。翌年にはテレビドラマ『あなたの番です』(NTV)に出演し注目を集める。2019年には『ハルカの陶』(末次成人監督)で映画初主演。その後も映画、テレビを問わず次々に話題作に出演する。その他、主な映画出演作に『僕の好きな女の子』(20/玉田真也監督)、『事故物件 恐い間取り』(20/中田秀夫監督)、『みをつくし料理帖』(20/角川春樹監督)、『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』(21/橋本一監督)、『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(21/堀江貴大監督)、『君は永遠にそいつらより若い』(21/吉野竜平監督)、『マイ・ダディ』(21/金井純一監督)、『草の響き』(21/斎藤久志監督)、『あなたの番です 劇場版』(21/佐久間紀佳監督)、『余命10年』(22/藤井道人監督)など。公開待機作として『TANG タング』(三木孝浩監督)が8月11日公開予定。

    窪田正孝

    窪田正孝

    マキオ役

    Comment

    衝撃的な原作に心打たれました。
    脆くても仲睦まじい2人。
    簡単に壊れてしまう心と身体。
    周りになんて理解されなくたっていい。
    どこまでも2人で突き進む強さに 応援してしまう感情が湧き上がってきました。
    ぜひ劇場でご覧いただければと思います。

    Profile

    1988年8月6日、神奈川県出身。2006年に俳優デビュー。12年には『ふがいない僕は空を見た』(12/タナダユキ監督)などで第34回ヨコハマ映画祭新人賞、第27回高崎映画祭で最優秀助演男優賞を受賞。20年にはNHK連続テレビ小説「エール」にて主演を務め、第45回エランドール賞新人賞を受賞した。
    主な映画出演作は、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(13/小泉徳宏監督)、『予告犯』(15/中村義洋監督)、『MARS~ただ、君を愛してる~』(16/耶雲哉治監督)、『東京喰種 トーキョーグール』シリーズ(17/萩原健太郎監督・19/川崎拓也監督、平牧和彦監督)、『犬猿』(18/吉田恵輔監督)、『Diner ダイナー』(19/蜷川実花監督)、『ファンシー』、(20/廣田正興監督)、『初恋』(20/三池崇史監督)、『決戦は金曜日』(22/坂下雄一郎監督)、『劇場版ラジエーションハウス』(22/鈴木雅之監督)など。『ある男』(22秋/石川慶監督)、『スイート・マイホーム』(23/齊藤工監督)の公開を控える。

    尾美としのり

    尾美としのり

    マリコの実父役

    Comment

    畜生の役を振ってもらい、二つ返事で引き受けさせていただきました。
    自分の日数が短かったのと、コロナ禍での撮影の為、
    密にならず会話を避けなければならなかったのが残念でした。
    皆さんともっとお芝居したかったですね〜!
    タナダ監督と話しがしたかったですね〜!

    永野芽郁さんの新たな一面が観られます!
    とても良い気分になれると思います!
    是非観てください‼︎

    Profile

    1965年12月7日、東京都出身。1978年、市川崑監督作品の映画『炎の鳥』でデビュー。1983年には、『転校生』(大林宣彦監督)で第6回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、その後、大林宣彦監督作品を始めとする数多くの作品に出演。2013年にはNHKドラマ「あまちゃん」でヒロインの父親役を演じた。主な映画出演作品は、『世界はときどき美しい』(07/御法川修監督)、『ジェネラル・ルージュの凱旋』(09/中村義洋監督)、『わさお』(09/錦織良成監督)、『五日市物語』(11/小林仁監督)、『この空の花 長岡花火物語』(12/大林宣彦監督)、『めがみさま』(17/宮岡太郎監督)、『返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す』(18/柳川強監督)、『37セカンズ』(20/HIKARI監督)、『海辺の映画館―キネマの玉手箱』(20/大林宣彦監督)、『ウェディング・ハイ』(22/大九明子監督)、『とんび』(22/瀬々敬久監督)など。公開待機作として『土を喰らう十二ヵ月』(中江裕司監督)が今秋11月11日より公開予定。

    吉田羊

    吉田羊

    マリコ実父の後妻・タムラキョウコ役

    Comment

    タナダ監督と10年ぶりにご一緒できました。
    大切に差し出される、静かで硬質な「カット。」をまた聴くことができ感無量です。 永野さんの"シィちゃん"は、原作の激しさに純粋さと可憐さが加わりなお愛おしく、
    奈緒さんの"マリコ"は諦めと背中合わせの渇望が色濃く、より哀しく見えました。
    タナダ監督の優しい世界に生きるシィちゃんとマリコの、 愛と友情を超越した魂の結びつきが、この世界の誰かの希望となりますように。

    Profile

    2月3日、福岡県出身。主に舞台での活動を経て、映画・ドラマへと活躍の場を広げる。14年7月、ドラマ「HERO」でクールな女性検事を演じ注目を集め、15年に「映画 ビリギャル」で第39回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞、さらに同年に活躍した女優として第40回報知映画賞助演女優賞、第58回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞。『嫌な女』(16/黒木瞳監督)で映画初主演、『ラブ×ドッグ』(18/鈴木おさむ監督)で映画単独初主演を果たす。
    その他、主な映画出演作は、『HERO』(15/鈴木雅之監督)、『SCOOP!』(16/大根仁監督)、『グッドモーニングショー』(16/君塚良一監督)、『ボクの妻と結婚してください。』(16/三宅喜重監督)、『恋は雨上がりのように』(18/永井聡監督)、『コーヒーが冷めないうちに』(18/塚原あゆ子監督)、『ハナレイ・ベイ』(18/松永大司監督)、『母さんがどんなに僕を嫌いでも』(18/御法川修監督)、『七つの会議』(19/福澤克雄監督)、『記憶にございません!』(19/三谷幸喜監督)、『アナと雪の女王2』(19/イドゥナ役で声の出演)など。公開待機作として『沈黙のパレード』(西谷弘監督)が今秋9月16日より公開予定。

    タナダユキ

    監督・脚本タナダユキ

    Comment

    原作を読み終えた瞬間、何かに突き動かされるように、後先も考えず映画化に向けて動き出しました。自分自身漫画というものが大好きで、漫画の実写化には懐疑的な分、突き進むことでまた地獄を見ることもわかっていたのに、学習能力を瞬時に失わせる底なしの力強さが、この原作にはありました。
    それは、どうにもならないことをどうにかしようと、泣き、喚き、鼻水を垂らし、理不尽を酒で流し込み、流しきれない感情にまた翻弄される主人公シイノの、その生き様に強く魅せられたからに他なりません。

    永野さんについて
    シイノ役には、絶対的な芝居の力はもちろんのこと、それとはまた別の魅力、重いテーマを軽やかに背負える、その俳優自身が持つチャーミングさも作品にとっては必要不可欠でした。そして、この人しかいないと思えたのは、永野芽郁さんでした。彼女ならば、シイノの衝動を、シイノの感情を、無様さを晒せる最高に格好いいシイノという一人の人間のデコボコとした魅力を、余すところなく表現できると感じたのです。

    撮影していて、シイノとして生きる永野芽郁さんに心が揺さぶられる瞬間が幾度となくありました。シイちゃんが、確かにそこに生きていました。作り手としてこれ以上の喜びはありません。
    シイノの流した涙の後に見る世界が、少しでも美しいものであるように。そう願わずにはいられない、そんな作品を目指して、完成までもがき続けたいと思います。ご期待ください。

    奈緒さんについて
    理不尽が押し寄せ、ついに自分を壊すことでしか生きられなくなっていったマリコ。
    そんなヘビーな役をやれるのは誰だろうと思った時、いつも変幻自在に作品の中に存在している俳優が浮かびました。
    マリコ役を、全信頼を置いて託すことができ、一緒に闘えるであろう人、それが奈緒さんでした。
    シイノとマリコのキャスティングが決まった時、まだ撮影してもいない段階から、二人の姿が鮮やかに見えてくる気がして、時に心が折れそうになるなか、私に大きな力を与えてくれました。
    この物語のシイノの全ての行動はマリコに起因します。そしてそのマリコの喜びも悲しみも苦しみも、奈緒さんが身を持って体現してくれました。
    罪もなく、寄る辺もない、けれどそれでも生きようとした二人ぼっちの女の子を、ぜひスクリーンでご覧いただければと思います。

    窪田さんについて
    マキオはとても好きなキャラクターでした。ちゃんと傷つき、それでも生きてきた人だからこそ言える言葉を、マキオとして確かに紡げる人、それが窪田正孝さんでした。普段は気さくなにーちゃんなのに、芝居に関してはいつだって自分のことを疑える真摯な姿は昔と全く変わらず、そんな人が演じるマキオだったからこそ、放つ言葉に真実味と優しさが溢れたのだと思います。終盤のシーンを撮影していた時、私自身が、窪田さん演じるマキオの言葉に救われた思いがしました。再び作品を作れたこと、それが『マイ・ブロークン・マリコ』だったことは、幸運なことでした。

    尾美さんについて
    尾美としのりさんは、私の中でスクリーンの人です。だから尾美さんが現場にいるとついつい「わ、尾美としのりさんがいる!」と思ってしまうのですが、マリコの父が持つ、どうしようもない弱さを、その苛立ちを、尾美さんだったらどんなふうに演じるのか、楽しみで仕方ありませんでした。諸悪の根源のような人物を、何か一つの部品を無くしただけで総崩れしてしまうようなバランスで体現してくださり、この人もまた哀れな人だったのだと気付かされました。スクリーンから放たれる凶暴さと弱さを是非ご覧いただきたいです。

    吉田さんについて
    マリコの父の再婚相手であり、マリコの父から逃げることなく向き合ったおそらく唯一の人がタムラキョウコさんで、この人のおかげでシイノはマリコと旅に出ることができます。
    吉田羊さん演じるキョウコさんが、訪問してきたシイノにふと見せる、包み込むような表情に、タムラキョウコさんの生きてきた背景が見えてくるようでした。それは嬉しいことよりも苦しいことの方が多い人生だったかもしれず、でもだからこそ、他者に向けられる眼差しに温かさが宿るのだと、羊さんが演じたキョウコさんだからこそ感じることができました。

    Profile

    福岡県出身。テレビドラマ、配信ドラマ、CMも手がけ、小説の執筆も行う。『モル』(01/脚本・監督・出演)で第 23 回 PFF アワードグランプリ及びブリリアント賞を受賞。『月とチェリー』(04/脚本・監督)が英国映画協会の「21 世紀の称賛に値する日本映画 10 本」に選出。『百万円と苦虫女』(08/脚本・監督)で日本映画監督協会新人賞を受賞。配信ドラマ「東京女子図鑑」で第33回ATP賞テレビドラマグランプリ特別賞。映画『ロマンスドール』(20/脚本・監督)は自身の小説を原作に映画化。最新映画は『浜の朝日の嘘つきどもと』(21/脚本・監督)。同名のテレビ版は2021年民放連ドラマ部門最優秀賞を受賞した。

    脚本向井康介

    Profile

    徳島県出身。大阪芸術大学在学中に山下敦弘監督と知り合い、二人で共同で脚本を書き始める。主な映画作品は『もらとりあむタマ子』(13/山下敦弘監督)、『クローズEXPLODE』(14/豊田利晃監督)、『ピース オブ ケイク』(15/田口トモロヲ監督)、『聖の青春』(16/森義隆監督)、『愚行録』(17/石川慶監督)、『ハード・コア』(18/山下敦弘監督)、『君が世界のはじまり』(20/ふくだももこ監督)、『ある男』(22秋公開予定/石川慶監督)など。

    Theピーズ

    エンディングテーマ
    「生きのばし」Theピーズ

    Profile

    80年代バンドブームの中、大木温之 (Vo/B)、安孫子義一 (G) らによって結成されたバンド、The ピーズ。 初期はシンプルなバンドサウンドで、どこか投げやりで構えたところがない歌詞を気だるげに歌うスタイルがロックファンの心を捉えた。 歌詞は次第にシビアな現実を反映した内省的なものとなり、サウンドもグランジ色を強め、無骨ながらも人懐っこく、味のある歌で根強いファンを獲得。 メンバーの脱退などを経て1997年に活動を休止するが、同業ミュージシャンやファンからの復活を望む声はやまず、2002年に the pillows の佐藤シンイチロウ (Dr) を迎えて再始動。 以降、マイペースに活動を続け、結成30周年を迎えた2017年には初の日本武道館単独公演を成功させた。 その後、大木温之の食道がんによる活動休止期間を経て、現在は大木温之(Vo/G)、安孫子義一(G)、岡田光史(B)、茂木左(Ds)の4人体制で「ピーズ」として精力的に活動中。 2022年には結成から35周年を迎え、35周年記念ツアー「ピーズ35周年ありがとうツアー『解禁ヤッホー!?ドサクサまみれ記念 出かけっちまうかなー♪』」を敢行。6月8日(水)には東京・チームスマイル・豊洲PITにて35周年記念ワンマンライヴを開催した。

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    音楽加藤久貴

    Profile

    群馬県出身。国立音楽大学作曲専攻卒業後、映画・CM音楽制作を中心に活動。主な映画作品は、『四月の永い夢』(18/中川龍太郎監督)、『世界でいちばん長い写真』(18/草野翔吾監督)、『浜の朝日の嘘つきどもと』(21/タナダユキ監督)、『君は永遠にそいつらより若い』(21/吉野竜平監督)、『やがて海へと届く』(22/中川龍太郎監督)など。

    撮影高木風太

    Profile

    京都府出身。大阪芸術大学在学時より、インディペンデント映画の撮影に携わる。主な映画作品は、『セトウツミ』(16/大森立嗣監督)、『不能犯』(18/白石晃士監督)、『ハード・コア』(18/山下敦弘監督)、『小さな恋のうた』(19/橋本光二郎監督)、『見えない目撃者』(19/森淳一監督)、『ブラック校則』(19/菅原伸太郎監督)、『くれなずめ』(21/松居大悟監督)、『浅草キッド』(21/劇団ひとり監督)、『生きててよかった』(22/鈴木太一監督)など。

    照明秋山恵二郎

    Profile

    東京都出身。主な映画作品は、『セトウツミ』(16/大森立嗣監督)、『きみの鳥はうたえる』(18/三宅唱監督)、『ハード・コア』(18/山下敦弘監督)、『小さな恋のうた』(19/橋本光二郎監督)、『さよならくちびる』(19/塩田明彦監督)、『人数の町』(20/荒木伸二監督)、『佐々木イン、マイ、マイン』(20/内山拓也監督)、『くれなずめ』(21/松居大悟監督)、『花束みたいな恋をした』(21/土井裕泰監督)、『生きててよかった』(22/鈴木太一監督)など。

    録音小川武

    Profile

    兵庫県出身。『フレンチドレッシング』(98/斎藤久志監督)にてデビュー。『恋人たち』(15/橋口亮輔監督)で毎日映画コンクール録音賞を受賞。主な映画作品に『ぐるりのこと』(08/橋口亮輔監督)、『マイ・バッグ・ページ』(11/山下敦弘監督)、『ロマンス』(15/タナダユキ監督)、『セーラー服と機関銃-卒業-』(15/前田広二監督)、『だれかの木琴』(16/東陽一監督)、『武曲 MUKOKU』(17/熊切和嘉監督)、『ある男』(22秋公開予定/石川慶監督)など。

    美術井上心平

    Profile

    兵庫県出身。海外アーティストのPV、CMなどを手掛け、06年にはマドンナのPV「Jump」のアートディレクターを務める。主な映画作品に『そこのみにて光り輝く』(14/呉美保監督)、『オーバー・フェンス』(16/山下敦弘監督)、『幼な子われらに生まれ』(17/三島有紀子監督)、『きみの鳥はうたえる』(18/三宅唱監督)、『生きてるだけで、愛』(18/関根光才監督)、『ロマンスドール』(20/タナダユキ監督)、『糸』(20/瀬々敬久監督)、『劇場版 きのう何食べた?』(21/中江和仁監督)、『ケイコ 目を澄ませて』(22年公開予定/三宅唱監督)など。

    スタイリスト宮本茉莉

    Profile

    福岡県出身。衣裳デザイナー・STYLIST。STAN-S代表。映画以外にも、TVドラマ、CM、舞台などを幅広く手掛ける。主な映画作品に『羊と鋼の森』(17/橋本光二郎監督)、『スマホを落としただけなのに』(18/中田秀夫監督)、『見えない目撃者』(19/森淳一監督)、『ロマンスドール』(20/タナダユキ監督)、『いのちの停車場』(21/成島出監督)、『太陽の子』(21/黒崎博監督)『浅草キッド』(21/劇団ひとり監督)、『そして、バトンは渡された』(21/前田哲監督)、『メタモルフォーゼの縁側』(6月公開/狩山俊輔監督)など。

    編集宮島竜治

    Profile

    神奈川県出身。『ロマンス』(96/長崎俊一監督)で編集技師としてデビュー。以降、様々な映画やCM等を手掛け、これまでに日本アカデミー賞最優秀編集賞を三度受賞。他には、矢口史靖、西川美和、山崎貴監督などの諸作を編集。主な映画作品に『アルキメデスの大戦』(19/山崎貴監督)、『ダンスウィズミー』(19/矢口史靖監督)、『ロマンスドール』(20/タナダユキ監督)、『すばらしき世界』(21/西川美和監督)、『ゴーストブック おばけずかん』(7月公開/山崎貴監督)など。

    助監督松倉大夏

    Profile

    神奈川県出身。04年よりフリーで映画の助監督として活動。近年では、短編の監督やプロデューサーも務める。主な映画作品に『お父さんと伊藤さん』(16/タナダユキ監督)、『タロウのバカ』(19/大森立嗣監督)、『ミッドナイトスワン』(20/内田英治監督)、『空白』(21/吉田恵輔監督)、『やがて海へと届く』(22/中川龍太郎監督)、『神は見返りを求める』(22/吉田恵輔監督)、『異動辞令は音楽隊!』(8月26日公開/内田英治監督)、『やまぶき』(11月公開/山﨑樹一郎監督/プロデューサー担当)など。

    平庫ワカ

    原作者

    撮影現場にお邪魔するとタナダユキ監督をはじめ多くのスタッフの方々がいらして、細かい部分に工夫の跡が見られる機材や小道具などがあり、映画という表現物の関わる人や動かす物の多さに改めて漫画で出来る事と映画で出来る事の違いを考えたりしました。透明人間になって一日中見ていたかったです。
    タナダ監督から演出が入ると瞬時にニュアンスの変わる永野芽郁さんはじめみなさんの演技をモニター越しにではあるもののすぐそばで見ることが出来て、カットとアクションの間の空気も含めて胸に来るものがあり、何度も感動いたしました。やはり透明人間になってもっとそばで見ていたかったです。
    映画が大好きなので、原作として映画の端っこにでも関われた事を光栄に思います。どう映像化されどう解釈されどう映画になっていくのか、とても楽しみです。

    永野さんについて
    一見ご本人のイメージからかけ離れて感じるかと思うのですがシイノのような人物像をきっと演じて頂けるのだろうなという片鱗はこれまでご出演の作品の中にも垣間見えていたように思います。撮影現場で最初に演技中のモニターを覗かせて頂いた時、そこに映ってるふてくされた少年のような女性が永野芽郁さんだとはしばらく気付きませんでした。このシイノがどのように暴れる姿を私たちは見れるのかと期待せずにいられないです。

    奈緒さんについて
    撮影で目撃した奈緒さん演じるマリコがあまりに儚く、親の健全な庇護のもとにあるべき生身の子供を感じさせ、あまりに胸が痛んだため思わず駆けて行って抱き締めたくなりました。
    ですが奈緒さんが演じるマリコのエネルギー、パワーを信じておりますので妄想のハグは妄想のままにして、完成作品のために心の準備をしておきます。

    Profile

    MFコミック大賞にてステップアップ賞を受賞。その後、2018年「YISKA-イーサカー」が「COMIC BRIDGE」に掲載されデビュー。2019年、初連載作品となる「マイ・ブロークン・マリコ」を開始し、同作品で「輝け!ブロスコミックアワード2020」大賞を受賞、「この漫画がすごい!2021年オンナ編」第4位にランクインするほか、第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞。21年にはMFコミック大賞入賞作を含む初期作品集「天雷様と人間のへそ―平庫ワカ初期作品集―」を発表。