1969年、ワシントン州シアトル。テッド・バンディ(ザック・エフロン)とシングルマザーののリズ(リリー・コリンズ)とは、あるバーで恋に落ちる。素晴らしい出逢いの一日から始まり、デッド、リズと彼女の幼い娘モリーの三人は、幸福を絵に描いたような家庭生活を築いていく。しかしその運命は一変。テッドが信号無視で警官に止められた際、車の後部座席に積んでいた道具袋を疑われて逮捕されてしまう。マレーで起きた誘拐未遂事件の容疑だった。またその前年にも女性の誘拐事件が起きており、キング郡警察の発表によると、目撃された犯人らしき男の車はテッドの愛車と同じフォルクスワーゲン。新聞に公表された似顔絵は、テッドの顔によく似ていた。突然の事態に混乱するリズ。テッドはすべてまったくの誤解だと説明するが、次第に、いくつもの事件の真相が明らかになっていき・・・。

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1987年、アメリカ・カリフォルニア州生まれ。2000年代初頭からテレビドラマに出演しキャリアをスタートさせる。ディズニー・チャンネルの「ハイスクール・ミュージカル」(06)シリーズの主人公ボルトン役で大ブレイクし、次いで、ミュージカル映画『ヘアスプレー』(07/アダム・シャンクマン監督)、『セブンティーン・アゲイン』(09/バー・スティアーズ監督)など大ヒット作品への出演が続く。その他の作品に、『僕と彼女とオーソン・ウェルズ』<末> (09/リチャード・リンクレイター監督)、『セブンティーン・アゲイン』(09/バー・スティアーズ監督)、『きみがくれた未来』(10/バー・スティアーズ監督)、『ニューイヤーズ・イブ』(11/ゲイリー・マーシャル監督)、『一枚のめぐり逢い』(12/スコツト・ヒックス監督)、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された『ペーパーボーイ 真夏の引力』(12/リー・ダニエルズ監督)などがある。ゴールデングローブ賞で主題歌賞を受賞し大ヒットした『グレイテスト・ショーマン』(18/マイケル・グレイシー監督)での熱演も記憶に新しい。
1989年3月18日イングランド生まれ。父はロックバンド「ジェネシス」のボーカル、フィル・コリンズ。幼いころから子役としてキャリアをスタートさせる。記者、司会、コメンテイター、モデルとして幅広く活躍し、ファッションアイコンとしても若い層から高い支持を得る。その後、『しあわせの隠れ場所』(10/ジョン・リー・ハンコック監督)のサンドラ・ブロックの娘役で映画デビュー。その他の作品に、『プリ―スト』(11/スコット・スチュワート監督)、『ミッシングID』(12/ジョン・シングルトン監督)、『白雪姫と鏡の女王』(12/ターヤム・シン監督)、『シャドウハンター』(12/ハラルド・ズワルト監督)、『あと1センチの恋』(14/クリスチャン・ディッター監督)、『ハッピーエンドが書けるまで』(15/ジョシュ・ブーン監督)、『トールキン 旅のはじまり』(19/ドメ・カルコスキ監督)などがある。


1953年、アメリカ・イリノイ州生まれ。友人とシカゴを拠点にステッペンウルフ・シアター・カンパニーを設立し、数々の舞台に立つ。ブロードウェイでも『セールスマンの死』などでオビー賞を受賞。その後『プレイス・イン・ザ・ハート』(84/ロバート・ベントン監督)で映画デビューしアカデミー賞助演男優賞にノミネート、全米批評家協会賞とナショナル・ボード・オブーレビューでは助演男優賞を受賞。その後も『ザ・シークレット・サービス』(93/ウォルフガング・ペーターゼン監督)でアカデミー賞助演男優賞にノミネート、『マルコヴィッチの穴』(00/スパイク・ジョーンズ監督)では、ニューヨークで映画批評家協会賞男優賞を受賞。その他の作品に、『危険な関係』(89/スティーヴン・フリアーズ監督)、『シェルタリング・スカイ』(91/ベルナルド・ベルトルッチ監督)、『ザ・シークレット・サービス』(93/ウォルフガング・ペーターゼン監督)、『ジャンヌ・ダルク』(99/リュック・ベッソン監督)、『リバティーン』(06/ローレンス・ダンモア監督)、『クリムト』(06/ラウル・ルイス監督)、『RED レッド』(10/ロベルト・シュ、ベンケ監督)、『REDリターンズ』(13/ディーン・パリソット監督)、『バーニング・オーシャン』(17/ピーター・バーグ監督)、『アンロック 陰謀のコード』(18/マイケル・アプテッド監督)、『マイル22』(19/ピーター・バーグ監督)などがある。
1992年、イギリス・パディントン生まれ。2007年から俳優としてのキャリアをスタートさせ、イギリスの人気テレビ・シリーズ「Skins スキンズ」で、主人公エフィ役を演じ人気を集める。その後『月に囚われた男』(09/ダンカン・ジョーンズ監督)で映画デビュー。その他の作品に、『17歳のエンディングノート』(13/オル・パーカー監督)、『メイズ・ランナー』(15/ウェス・ボール監督)、『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』(15/ウェス・ボール監督)、『メイズ・ランナー:最後の迷宮』(18/ウェス・ボール監督)、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(17/ヨアヒム・ローニング監督・エスペン・サンドベリ監督)、『クロール 凶暴領域』(19/アレクサンドル・アジャ監督)などがある。

20年以上にわたり、ノンフィクション映画やテレビの世界で中心的な役割を担う。複数のエミー賞を受賞したHBOの『パラダイス・ロスト』(原題)シリーズは、殺人事件の不当な有罪判決から“ウェスト・メンフィス3(有罪判決を受けた3人の呼び名)”を解放する世界的な動きを生み出した。結果、1人の死刑判決と2人の仮釈放なしの終身刑が取り消され、2019年8月19日に全員が刑務所から釈放された。3部作の最後の作品『パラダイス・ロスト3:パーガトリー(原題)』は、2012年にアカデミー賞ドキュメンタリー長編賞とプライムタイム・エミー賞にノミネートされた。また、南米エクアドルで起きた米国企業による原油流出による大規模な環境汚染、それに対する訴訟を追った『クルード ~アマゾンの原油流出パニック~』などで、アメリカや海外の社会問題を取り上げ注目される。『Whitey:United States of America v.James J.Bulger』では70年代からボストンの裏社会を支配し、数々の犯罪に関わったジェームズ・J・バルジャーがFBIの組織犯罪対策班と手を組み、街であらゆる犯罪に手を染めていた事実を、その被害者の遺族などのインタビューを通して描いた。その他の作品に、ヘヴィ・メタル界の不滅の王者“メタリカ”の3年間を追ったドキュメンタリー『メタリカ:真実の瞬間』、トニー(アンソニー)・ロビンズの私生活、事業戦略家としての顔、そして毎年恒例の大規模な自己啓発セミナーの舞台裏に迫った『アンソニー・ロビンズ ―あなたが運命を変える―』(16・Netflixで配信)などがある。「殺人鬼のとの対談:テッド・バンディの場合」(19・Netflixで配信)では、死刑囚監房での録音テープや事件当時の記録映像、関係者と本人の独占インタビュー等を通して、その素顔に迫っている。

