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町山智浩さんによる、ヤルマリ監督インタビュー
『ランボー』『マッドマックス』をミックスした、
アドレナリン全開の面白さ！
――Dexerto
遊び心に溢れ、ラストまでず――っと予測不能！
――The Au Review
SISUはRRRに対する、フィンランドの答えだ
――Collider
問答無用にアガる！
――試写会感想
フィンランド版、怒りのデスロード
――試写会感想
説明不可能のSISU（シス）、
鑑賞した人にしか、伝わらない！
――試写会感想
あまりにも死なないので、笑ってしまう！
アクション、コメディ、スリラーのいいとこどり
――試写会感想
時は第二次世界大戦末期。ナチスの侵攻により焦土と化したフィンランドを旅する老兵アアタミ・コルピと愛犬ウッコは、掘り当てた金塊を運ぶ途中でナチスの戦車隊に目をつけられ、“おたずね者”として追われる。アアタミが手にしているのはツルハシ１本だけ。それでも戦場に落ちている武器と知恵をフル活用し、ナチス戦車隊に囲まれて銃弾の雨を浴びながら地雷原を駆け抜けても、荒野で縛り首にされ窮地に陥っても、上空で戦闘機にツルハシを引っ掛け宙吊りになっても…絶対に死なない！多勢の敵を相手にアアタミはいかにして戦い、そして生き抜くのか？
地上戦から水中戦、さらには空中戦まで、不屈の魂を胸に相手を容赦なく始末していくアアタミの姿は、観る者の身体中の血液が沸騰するほどの興奮を巻き起こす！ハリウッド大作を葬るほどの強烈なアクション！インド映画を凌駕する熱量！観る者すべての心に“SISU魂”を植え付ける空前絶後の爆風マッド・エンターテインメントがついに日本上陸！
主人公の強さの源であり、彼の魂の中心にある“SISU”は、翻訳不可能とされるフィンランドの古き良き精神。あえて言うならば、想像を絶するほどの意志の強さ、何があっても折れない心。かつては、少数で多勢の敵軍を打ち破った実在の軍人たち――フィンランドの狙撃手シモ・ヘイヘ（敵国からは白い死神として恐れられた）をはじめ、母国の独立を守り抜いた偉人達が大切にしてきた、反骨精神である。
1944年 第二次世界大戦末期、ソ連に侵攻され、ナチス・ドイツに国土を焼き尽くされたフィンランド。凍てつく荒野を旅する老兵アアタミ・コルピ(ヨルマ・トンミラ)は、愛犬ウッコを連れ、掘り当てた金塊を運ぶ途中でブルーノ・ヘルドルフ中尉（アクセル・ヘニー）率いるナチスの戦車隊に遭遇、金塊も命も狙われるハメに。アアタミが手にしているのは＜ツルハシ１本＞と＜折れない心SISU＞だけ。それでも戦場に落ちている武器と知恵をフル活用し、ナチス戦車隊相手に、機銃掃射を浴びても、地雷原に追い込まれても、縛り首にあっても、挙句の果てに戦闘機にツルハシ１本で食らいついても、絶対に死なない！それどころか、機関銃を撃ちまくる敵には埋めてあった地雷をぶん投げ、一撃で爆殺。戦場にたまたま落ちていた武器と知恵で次々とナチス軍を討ち破る。
彼こそはかつてソビエトとの冬戦争に参加し、家族を殺された報復として、たったひとりで300人ものソビエト兵を殺した＜伝説の兵士＞だった。
アアタミはいかにして戦い、そして生き抜くのか――。そしてアアタミの目的地とはー？
1959年生まれ、フィンランド出身。母国では映画、テレビ、舞台で幅広く活躍。『BAD LUCK LOVE (原題)』(00/オリ・サーレラ監督)では、ロシア・フィルムフェスティバルで最優秀男優賞を受賞した。ヤルマリ・ヘランダー監督が初期に手掛けた短編映画から出演をしており、長編映画は『レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース』(11)、『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』(15)に続き、本作で3度目のタッグとなる。
ナチス・ドイツ軍 ブルーノ中尉
1975年生まれ、ノルウェー出身。2003年に『JONNY VANG (原題)』（03/イエンス・リエン監督）でキャリアをスタートした後、『ナチスが最も恐れた男』(08/エスペン・サンドベリ監督、ヨアヒム・ローニング監督)、『30アサルト 英国特殊部隊』(11/エイドリアン・ビトリア監督)、『パイオニア』(13/エーリク・ショルビャルグ監督)、『ラスト・ナイツ』(15/紀里谷和明監督) に出演。2015年にはリドリー・スコット監督の『オデッセイ』に出演し、ハリウッドでの活躍に注目が集まる。その他出演作に『クローバーフィールド・パラドックス』 (18/ジュリアス・オナー監督)、『ドアマン』 (21/北村龍平監督)など。
ナチス・ドイツ軍 ヴォルフ
1975年生まれ、イギリス出身。ネットフリックスの刑事ドラマ「女刑事マーチェラ」(16)、コメディ「ホワイトゴールド」(17)、Amazon配信の「ザ・ボーイズ」(19)シーズン3、他イギリスの映画やドラマ、コメディで活躍。
捕虜の女性 アイノ
1994年生まれ、フィンランド出身。『HEADFIRST』(14/アンティ・ヘイッキ・ペソネン監督)で注目され、フィンランド・フィルム・アカデミー・アワードの最優秀助演女優賞部門ユッシ賞を受賞。『サマー・ヴェンデッタ』（16/タネリ・ムストネン監督）で再び同賞にノミネート。『アウロラ』（19/ミーア・テルボ監督）の主演で、再び脚光を浴び、２度目のユッシ賞を受賞。ネットフリックスの「DEADWIND：刑事ソフィア・カルピ」(18) など映画、配信ドラマ、テレビで幅広く活躍。
ナチス・ドイツ軍 シュルツ
1999年生まれ、フィンランド出身。本作の主演、ヨルマ・トンミラの息子。『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』(15/ヤルマリ・ヘランダー監督)に出演し、サミュエル・Ｌ・ジャクソン、ジム・ブロードベント、フェリシティ・ハフマンらと共演。その他『レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース』(11/ヤルマリ・ヘランダー監督)、『ブレイクダウン ロシア大統領暗殺』(16/ラウリ・ヌルクセ監督)他出演。
1976年生まれ、フィンランド出身。2003年にCM監督としてキャリアをスタート。ノキアやフィンランド国防軍、ラッパーのレッドラマのCMが高く評価され、数々の賞を受賞。その傍ら、本作の主演、ヨルマ・トンミラの出演協力を得ながら短編映画を撮影。長編映画『レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース』(11)が、ロカルノ国際映画祭で上映され、シッチェス映画祭で最優秀監督賞を受賞、ブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭で観客賞を受賞した他、世界各国で多数の賞を受賞する。サミュエル・Ｌ・ジャクソン主演、ジム・ブロードベント、フェリシティ・ハフマン、レイ・スティーヴンソン出演の『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』（15）で、再び脚光を浴びる。映画に加え、国内のテレビシリーズなどを数多く手掛ける。
コメント
COMMENTS
タイトルに偽りなし！不死身すぎると笑えるんですね。
石野卓球（電気グルーヴ）
マッハの如くスピーディに駆け抜ける極上の時間。痛快に次ぐ痛痛快快の繰り返し。
脳内には最高級御ムービーの残像が鮮明に蠢き、洗われた華奢なワタクシの身体を泥で汚したくなるのです。
究極のオスたる姿を前頭葉に貼り付けられ次第。
MAXの生命力を是非是非！御LOOKご堪能！
マナコから入力し脳内に蓄積されよ。マジおもろっ♥
くっきー！（野性爆弾）／芸人
乾いた大地、渇いた男たち。焦土と化した街、燃え尽きた男たち。もはやこれは戦争映画ではない。
恐ろしくクールな男たちの闘いのMADな挽歌。不死身のジジイのランボーを凌ぐ闘いのアイデアの数々！
このシスをプレイヤーにしてゲームを創りたいくらい！
これは超お薦め！君もシスれ！
小島秀夫／ゲームクリエイター
このおじいさんが「SISU」か、と観始めました。
ナチスドイツが、ヨーロッパを侵略していく中で、自然と正義はこちらにあって、いつのまにか応援していました。
世知辛く、生きづらい現代に、生き抜く強さを教えてくれる作品。これから、歳を重ねて「SISU」になります。
棚橋弘至／新日本プロレス所属プロレスラー
“不死身”とは、なんぞや？ その答えは、この映画にはありません・・・
“不死身”とは、面白い！ が、あり。 余計な回想シーン無し、想いにふける暇なし、
ただただ不死身っぷりを目撃せよ！
山本英夫／漫画家『殺し屋1』『ホムンクルス』
災難に遭遇したといえるのは、どっちなのか⁉︎
数と武力に勝るナチス軍の慢心と油断が、北欧の偉大なる“SISU（不屈の精神）”を目覚めさせてしまった！
彼こそがツルハシ一本で地獄の底から這い上がる戦場の死神。狙われたが最後、墓標のごとく死亡フラグが立ちまくる…（泣）
ナチス軍の視点で観るならば、本作は紛れもなくホラー映画だ！
こがけん／芸人
多勢に無勢、孤立無援、四面楚歌?。こうした事態は社会を生き抜くうえで何度でも遭遇する。
だが、そんなときはこの漢を思いだせ。彼はアクション映画の中だけの幻像ではない。
世の理不尽や困難と対峙するとき、キミを奮い立たせる不撓不屈のシンボルなのだ。
尾﨑一男／映画評論家・映画史家
鉛色の空、乾いた荒野、戦にくたびれきった人びと……圧倒的な殺風景の中で繰り広げられる、不屈の老戦士による大活劇！
何から何まで我が好みにバッチリで、最後の最後まで血湧き肉躍りつつ浸りきりました。
春日太一／時代劇研究家
ラップランドに舞い降りた伝説の戦士は、その身一つで命を繋ぎ、唸り声一つでナチスを撃退する。
こんなコスパのいい不死身男の前ではハリウッド映画のタフガイたちも形無しだ。
いやぁー、参った!!!
清藤秀人／映画ライター
「あきらめない」。そのことの重要性を教えてくれる映画は、いかなる作品であろうと本質的に尊い。
極めて真摯に誠実に撮られた『SISU』は、ピッケル担いだ髭のじじいの姿を通して
人生の真実を垣間見せてくれるのである。
あきらめるな！ くたばるな！戦え！
高橋ヨシキ／映画評論家・アートディレクター・サタニスト
シスのは奴らだ！ あきらかにバラ（殺）スメント抵触の快感殺戮ムービー、
ジジイのツルハシもビンビンの現役硬度とおみうけしたが、如何？
滝本誠／映画老人
私的今年の流行語大賞、SISUで決まり！ もうシスってなんだ？っていわせない。
こんなに崇高な魂、ほかにない。
私まで偉業を成し遂げたみたいな快感と達成感。
自分の中に眠るSISU、スクリーンで覚醒させちゃってください。痺れた！
東紗友美／映画ソムリエ
古今東西、『眼下の敵』のように戦場を舞台にした気骨ある男同士の闘い、
或いは、『北国の帝王』のように屈強なおっさんVSおっさんを描いた映画にはハズレがない。さらに、かつて最強と恐れられた“おやじ”を描いた映画にもハズレがない。
本作は斯様な作品群のハイブリッドだ！
松崎健夫／映画評論家
「あのシスの暗黒卿も裸足で逃げ出す圧倒的なパワーと存在感
この北欧の老兵は戦争映画の常識すら変えてしまった」
渡辺麻紀／映画ライター