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    イントロダクション
    INTRODUCTION
    直木賞作家・千早 茜のロングセラー小説「男ともだち」。30歳目前、人生に行き詰まるイラストレーター・神名と“男ともだち”・ハセオの曖昧で確かな関係性をつづった傑作が、主演に松岡茉優、共演に成田 凌を迎え、国内外で高い評価を得る三島有紀子監督(『幼な子われらに生まれ』)によって映画化される。

    主人公の神名を演じるのは『勝手にふるえてろ』(17)、『万引き家族』(18)の松岡茉優。才能はあるが、身勝手で人間関係に不器用なクリエイターの、孤独や不安定な心情を繊細に体現、リアルに演じ切る。出会ったころからなぜか神名を深く理解している男ともだち・ハセオには『愛がなんだ』(19)や『窮鼠はチーズの夢を見る』(20)の成田 凌。ぶっきらぼうに見えるが、神名に対しては独特の距離感で接する“男ともだち”として唯一無二の存在感を放つ。
    原作は、『しろがねの葉』で第168回直木賞を受賞した千早 茜が2014年に発表し、根強い人気を誇る傑作同名小説、著者初の映像化作品となった。
    本作は、2026年2月、京都、福井、広島で撮影を敢行。三島有紀子監督が、登場人物の心の奥底にある揺らぎや体温をロングテイクで見つめ続け、その場に流れる神名とハセオの時間をスクリーンに刻む。二人が過ごす“3つの夜”を通して、清濁が混ざり合った一人の女性の心情をリアルにとらえ、言葉にはできない男女の関係性を映し取った。

    愛していないはず。だけど失いたくない。この感情は何なのか――
    誰しもが一度は揺らぐ“異性のともだち”への想い。神名とハセオという唯一無二のキャラクターを通し、そこにしかない男女の曖昧で確かなつながりを描く、“語らずにはいられない”物語が誕生した。
    ストーリー
    STORY
    京都に暮らすイラストレーター、神名。30歳を目前にした彼女は人生に静かな行き詰まりを感じていた。絵本で賞を獲り脚光を浴びたのは何年も前、最近は無茶なクライアントワークに神経をすり減らし、惰性と不毛な恋愛に逃げる日々を送っている。昔から自分勝手で人間関係に不器用なのは自覚している神名だったが、出会った頃からなぜか深く理解をしてくれる“男ともだち”ハセオからの思いがけない電話をきっかけに、7年ぶりに再会。甘く、苦く、ひりひりとした二人の時間が動き出す。京都、富山、広島――あの頃も今も変わらない温度で接してくれるハセオと過ごす“3つの夜”が、神名の人生を大きく変えていく。
    キャスト
    CAST
    神名かんな
    松岡茉優
    京都で暮らす29歳のイラストレーター。仕事もプライベートも順調に見えるが、実は描きたいものを見失い、惰性と不毛な恋愛に逃げる日々から抜け出せずにいる。身勝手でわがまま、人間関係に不器用なことを自覚している。ハセオとは大学時代に映画サークルで出会う。
    ハセオ役
    成田 凌
    神名の大学の先輩。富山でMRとして働いている。人に対して、特に恋愛においては、来るもの拒まず去る者追わずの精神を持っている。ぶっきらぼうに見えるが、神名のことを出会った頃からなぜか深く理解し、独特の距離感で接している。エセ関西弁で話す。映画好き。
    彰人あきひと
    井上祐貴
    神名の恋人で同棲相手。文具メーカーに勤めており、神名の絵が飾られているギャラリーカフェにも文具を納品している。規則正しく生活し、几帳面で些細なことが気になる。最近神名とは会話もほとんどなく、すれ違う毎日。
    真司しんじ
    中島 歩
    神名が以前事務のアルバイトをしていた大学病院の勤務医。妻子ある身だが神名と関係を持っている、神名の浮気相手。不思議な空気をまとい、気分屋で距離を詰めてきたと思えば、突然連絡が取れなくなったりもする。
    美穂みほ
    咲妃みゆ
    神名の大学時代の友人。東京で就職をしていたが結婚を機に京都に戻り神名と再会。⼤学⽣の頃から人気があり、常に恋人が途切れることがなかった。夫以外に浮気相手がいる。
    岩佐いわさ
    三浦貴大
    神名とハセオの大学時代の映画サークルの先輩で、今でもハセオとはよく連絡をとっており、良き理解者。ハセオがよく訪れるライブハウスのオーナーをしている。
    映写技師の女役
    余 貴美子
    神名が徹夜明けによく行く京都の映画館の映写技師。神出⻤没で、映画の神様ではないかと噂されている。
    楢崎ならさき
    池畑慎之介
    美術館のキュレーター。神名が以前出した絵本の書評を書いており、才能を感じている。
    監督
    DIRECTOR
    監督
    三島有紀子
    原作
    ORIGINAL
    千早 茜著『男ともだち』(文春文庫)
    2014年に発表された長編小説。
    刊行当初から大きな話題を呼び、直木賞候補作にもなった。
    現在でも幅広い層の女性に支持を受け、根強い人気を誇る。
    原作者
    千早 茜