2022.09.02

『PLAN 75』第95回米国アカデミー賞国際長編映画賞部門日本代表に選出

第75回カンヌ国際映画祭にて早川千絵監督がカメラドール特別表彰を授与された映画『PLAN 75』が、第95回米国アカデミー賞国際長編映画賞部門の日本代表に選出されました。今後、各国の代表作品から候補作が絞られ、2023年3月に受賞作品が決まります。

『PLAN 75』は、超高齢化社会に対応すべく75歳以上が自ら生死を選択できる制度<プラン75>が施行され、その制度に大きく翻弄される人々の姿を描いた衝撃作。主人公・角谷(かくたに)ミチを演じる倍賞千恵子をはじめとし、磯村勇斗、河合優実、たかお鷹やステファニー・アリアン、大方斐紗子、串田和美らが顔を揃えた。脚本・監督は、本作が長編初監督作品ながら、2022年カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部門への正式出品、カメラドール特別表彰授与という快挙を成し遂げた早川千絵。

公開週にはメイン館の新宿ピカデリーの週末動員数で、『トップガン マーヴェリック』の動員を抑え、1位を記録。シネスイッチ銀座では、金曜日の初回からチケットを求めて観客が長蛇の列をなし、土日も満席の回が続出した。6月17日(金)から8月11日(水)までの56日間で興行収入3億円を突破。公開から2ヶ月経った現在もロングラン上映中を続けております。
9月8~18日に開催される第47回トロント国際映画祭のコンテンポラリー・ワールド・シネマ部門や国際映画祭へ出品が相次ぎ、現在、フランス、シンガポール、タイ、台湾など30カ国以上の国と地域で配給が決定。世界中から大きな注目を集めております。

◆脚本・監督:早川千絵 コメント
『PLAN 75』という映画はどんどん一人歩きしていくなあと、不思議な気持ちでいます。
もはや自分が監督した映画だという気がしないくらい、見てくださった方の映画になっていると感じています。
このような評価をいただき光栄です。

『PLAN 75』公式HP