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ナミビアの砂漠

9月6日(金)公開

監督・脚本:山中瑶子 出演:河合優実 金子大地 寛一郎 新谷ゆづみ 中島歩 唐田えりか 渋谷采郁 澁谷麻美 倉田萌衣 伊島空 堀部圭亮 渡辺真起子 企画製作・配給:ハピネットファントム・スタジオ
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新着情報
INTRODUCTION
イントロダクション
わずか19歳という若さで撮影、初監督した『あみこ』(2017)は PFF アワードで観客賞を受賞、その後第68回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に史上最年少で招待されるなど、各国の映画祭で評判となり、坂本龍一もその才能に惚れ込むなど、その名を世に知らしめた山中瑶子。あれから7年、山中監督の本格的な長編第一作となるこの『ナミビアの砂漠』の主役に抜擢されたのは、テレビドラマ「不適切にもほどがある!」でお茶の間でも話題沸騰、今年も『あんのこと』、『ルックバック』と出演作が続々公開されるなど飛ぶ鳥を落とす勢いの新時代のアイコン、河合優実。公開当時まだ学生だった彼女は『あみこ』を観て衝撃を受け、山中監督に「いつか出演したいです」と直接伝え、「女優になります」と書いた手紙を渡したという。『ナミビアの砂漠』は、運命的に出会っていた山中瑶子と河合優実、ふたつの才能が、ついに念願のタッグを組み、“ 今” の彼女たちでしか作り出せない熱量とセンスを注ぎ込んで生み出された。河合が扮するカナの二人の恋人を演じるのは金子大地と寛一郎という、山中監督と同世代で今の日本映画界をけん引する若き俳優たち。カンヌ国際映画祭でも「若き才能が爆発した傑作」と絶賛され、女性監督として史上最年少となる国際映画批評家連盟賞を受賞する快挙を成し遂げた。2020年代の〈今〉を生きる彼女たちと彼らにとっての「本当に描きたいこと」を圧倒的なパワーとエネルギーで描き切った『ナミビアの砂漠』が、先の見えない世の中に新しい風を吹き込む!
STORY
ストーリー
世の中も、人生も全部つまらない。やり場のない感情を抱いたまま毎日を生きている、21歳のカナ。
優しいけど退屈なホンダから自信家で刺激的なハヤシに乗り換えて、新しい生活を始めてみたが、次第にカナは自分自身に追い詰められていく。もがき、ぶつかり、彼女は自分の居場所を見つけることができるのだろうか・・・?
河合優実
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カナ
2000年生まれ、東京都出身。2021年出演『サマーフィルムにのって』『由宇子の天秤』での演技が高く評価され、第43回ヨコハマ映画祭<最優秀新人賞>、第35回高崎映画祭<最優秀新人俳優賞>、第95回キネマ旬報ベスト・テン<新人女優賞>、第64回ブルーリボン賞<新人賞>などを受賞。2022年には『ちょっと思い出しただけ』、『愛なのに』、『女子高生に殺されたい』、『冬薔薇』、『PLAN 75』、『百花』、『線は、僕を描く』、『ある男』など数多くの話題作に出演し、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの新進気鋭女優である。近年では『少女は卒業しない』(23)、『ひとりぼっちじゃない』(23)、『四月になれば彼女は』(24)、ドラマでは「不適切にもほどがある!」(24/TBS) 、「RoOT / ルート」(24/TXほか)、『あんのこと』(24)、劇場アニメ『ルックバック』(24)など話題作への出演が続いている。
COMMENT
心の底から嬉しいです。
映画に実りをもたらし続けてきたカンヌの景色を、
この作品と共に見られることに、
胸の内がキラキラ燃えています。
山中瑶子監督を信じて良かったです。
信じて作れば絶対に豊かなものができるし、
伝わるはずだ、と思い続けていました。
同じように、監督や、映画のことを信じていた人が沢山いました。
一緒に映画を作った皆さんの顔が早く見たい思いでいます。
この巡り合わせに感謝しています。
世界に届くことがとにかく楽しみです。
金子大地
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ハヤシ
1996年生まれ、北海道出身。「アミューズオーディションフェス2014」にて俳優・モデル部門を受賞しデビュー。以降、映画・ドラマ・CMに多数出演。2018年には、ドラマ「おっさんずラブ」(EX)で人気沸騰。2019年、ドラマ「腐女子、うっかりゲイに告る。」(NHK)で初主演を果たし、一躍脚光を浴びる。主な出演作に、『逆光の頃』(17)、『ナラタージュ』(17)、『家族のはなし』(18)、『殺さない彼と死なない彼女』(19)、『猿楽町で会いましょう』(20)、『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(21)、河合優実との初共演を果たした『サマーフィルムにのって』(21)、『手』(22)などがある。近年の出演作は、映画では『モダンかアナーキー』(23)、『Winny』(23)、『52ヘルツのクジラたち』(24)、ドラマではNetflixの「サンクチュアリ -聖域-」(23)など。
COMMENT
いつかご一緒したかった山中監督、
そして河合さんを初めとする素敵なキャスト、
素晴らしいスタッフさんとこの作品が作れたこと、
そしてその作品をカンヌで世界の方に観ていただけること、
自分がどれだけ恵まれているかということをつくづく感じます。
カンヌをきっかけに1人でも多くの方に
この作品を観ていただけるかと思うと興奮が醒めません。
自分にとって大切なこの作品が多くの人に届きます様に。
宜しくお願いします!
寛一郎
as
ホンダ
1996年生まれ、東京都出身。2017年に俳優デビュー。同年に公開された映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で、第27回日本映画批評家大賞の<新人男優賞>を受賞。翌年には『菊とギロチン』で第92回キネマ旬報ベスト・テン<新人男優賞>や第33回高崎映画祭の<最優秀新進男優賞>などを受賞。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(22/NHK)、映画『月の満ち欠け』(22)、『せかいのおきく』(23)、『首』(23)、『身代わり忠臣蔵』(24)など話題作に数多く出演。他、近年の出演作に『プロミスト・ランド』(24)、『シサム』(24)などがある。父は佐藤浩市、祖父は三國連太郎。
COMMENT
生々しくシュールでシニカル、だけどチャーミング。
監督、脚本、役者、スタッフの皆さんが素晴らしく。
今までにあるようでなかった映画になっていると思います。
そして嬉しいことに、
この作品がカンヌ映画祭で上映されることが決まったとのこと。
今日の日本の若者の恋愛観や物語の展開に、
海外の皆さんがどう反応してくれるのか楽しみです。
新谷ゆづみ
2003年生まれ、和歌山県出身。『さよならくちびる』(19)で映画初出演、『麻希のいる世界』(22)で初主演を飾った。今年も『ただ、あなたを理解したい』、『ブルーイマジン』、『劇場版 怪獣は襲ってくれない』、『追想ジャーニーⅡ』など公開が続く。
中島 歩
1988年生まれ、宮城県出身。『グッド・ストライプス』(15)で映画初主演、『サタデー・フィクション』(19)で初の海外作品出演を果たす。映画、テレビドラマなど幅広く活躍し、近年では『サイレントラブ』(24)、『違う惑星の変な恋人』(24)、Netflix『パレード』(24)、『四月になれば彼女は』(24)、『劇場版 アナウンサーの戦争』2024年8月公開が控える。
唐田えりか
1997年生まれ、千葉県出身。ヒロイン役を演じた『寝ても覚めても』(18)が第71回カンヌ国際映画祭ほか多数の映画祭に出品された。日韓両国で活動、近年では『の方へ、流れる』(22)、『無情の世界』(23)、『朝がくるとむなしくなる』(23)などで主演を務めた。Netflix「極悪女王」が2024年に配信される。
渋谷采郁
1991年生まれ、兵庫県出身。大学在学中にワークショップを経て『ハッピーアワー』(15)に出演。主な出演作に『十年とちょっと+1日』(23)、『悪は存在しない』(24)など。
澁谷麻美
1987年生まれ、鹿児島県出身。主な出演作に『王国(あるいはその家について)』(18)、『義父養父』(23)、『ペナルティループ』(24)など。
倉田萌衣
2003年生まれ、愛媛県出身。BS-TBS「怪談新耳袋 暗黒」(23)などに出演。本作が初の映画出演となる。
伊島 空
1995年生まれ、東京都出身。主な出演作に『そばかす』(22)、『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』(23)、『カラオケ行こ!』(24)など。
堀部圭亮
1966年生まれ、東京都出身。お笑いコンビとしてデビュー、現在は俳優として映画、テレビドラマ、舞台など様々な方面で活躍中。主演短編『aramaki』(10)が第60回ベルリン国際映画祭短編オフィシャルコンペティション部門にノミネートされる。近年では『首』(23)、『ゴールデンカムイ』(24)、『愛のゆくえ』(24)などに出演。
渡辺真起子
1968年生まれ、東京都出身。ファッションモデルとして活躍し、映画『バカヤロー!私、怒ってます』(88)で女優デビュー。1999年、主演を務めた諏訪敦彦監督『M/OTHER』はカンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞を受賞、2007年に出演した河瀨直美監督作『殯の森』はカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した。近年では『明日の食卓』(21)、『ケイコ 目を澄ませて』(22)などに出演。
監督・脚本
山中瑶子
1997年生まれ、長野県出身。日本大学芸術学部中退。独学で制作した初監督作品『あみこ』がPFFアワード2017に入選。翌年、20歳で第68回ベルリン国際映画祭に史上最年少で招待され、同映画祭の長編映画監督の最年少記録を更新。香港、NYをはじめ10カ国以上で上映される。ポレポレ東中野で上映された際は、レイトショーの動員記録を作った。本格的長編第一作となる『ナミビアの砂漠』は第77回カンヌ国際映画祭 監督週間に出品され、女性監督として史上最年少となる国際映画批評家連盟賞を受賞した。監督作に山戸結希プロデュースによるオムニバス映画『21世紀の女の子』(18)の『回転てん子とどりーむ母ちゃん』、オリジナル脚本・監督を務めたテレビドラマ「おやすみまた向こう岸で」(19)、ndjcプログラムの『魚座どうし』(20)など。
COMMENT
あのときのわたしたちでしか作れなかった、
この苦しくて自由で愛おしい映画の旅が、
ラディカルな監督週間からスタートすることをうれしく思います。
お目が高い!!スタッフ、キャスト全員が天才的でした!
関わり、見守ってくださった皆さまに大きな感謝と敬意でいっぱいです。
そして主演、河合優実さんの圧倒的な身体の煌めきよ!
毎カットご褒美のように撮っていました。
ひと足早く見ていただけるカンヌの観客の皆さんの反応が楽しみです。
撮影
米倉伸
1992年生まれ、京都造形芸術大学 映画学科出身。近年手がけた作品に、『彼女未来』(21)、『はだかのゆめ』(22)、『鯨の骨』(23)、『義父養父』(23)がある。
照明
秋山恵二郎
映画美学校の第6期高等科を修了後、照明助手を経て照明技師になる。濱口竜介監督『ハッピーアワー』(15)、土井裕泰監督『花束みたいな恋をした』(21)、三宅唱監督『夜明けのすべて』(24)などがある。山中監督の『魚座どうし』にも参加している。
録音
小畑智寛
『明日、キミのいない世界で』(20)、『愛ちゃん物語』(22)、『それでもお前らは平和だった。ボケ』(23)、『神さま待って!お花が咲くから』(24)などの作品に録音/撮影として参加している。
美術
小林蘭
手掛けた主な作品に『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』(21)、『君が落とした青空』(22)、『遠いところ』(23)、Amazon Prime Video「ナックルガール」(23)、『映画 マイホームヒーロー』(24)、ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(24)など。また、公開待機作に『先生の白い嘘」(24)、『マンガ家、堀マモル』(24)がある。