原作・脚本は、異能の劇作家・根本宗子。“映像化不可能”と言われた伝説の舞台を自ら大胆なアレンジで表現。クズ男を引き寄せてしまう4人の女性の恋愛模様と、彼女たちの意地とパワーが引き起こすミラクルを痛快に描く。めんどくさい感情とキレッキレの本音をさらけ出しながらも、強くたくましく生きる姿に、奮い立つようなエネルギーと爽快感を得られるはず。彼女たちは、自分なりの幸せをつかみとれるのか?!驚きの仕掛けが待ち受ける、ブチ切れ&ブチ上がりの恋愛バトルが爆誕!
1991年7月10日生まれ、千葉県出身。
AKB48のメンバーとして活躍し、2012年に卒業。女優として、市川準監督の『あしたの私のつくり方』(07)で映画デビュー。11年、映画『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(田中誠監督)で初主演を飾る。近年の主な出演作に、『町田くんの世界』(19/石井裕也監督)、ロカルノ国際映画祭で上映された主演映画『旅のおわり世界のはじまり』(19/黒沢清監督)、『葬式の名人』(19/樋口尚文監督)、『くれなずめ』(21/松居大悟監督)、『DIVOC-12「睡眠倶楽部のすすめ」』(21/加藤拓人監督)、舞台「NODA・MAP第24回公演『フェイクスピア』」(21/野田秀樹演出)、ミュージカル「夜の女たち」(22/長塚圭史演出)などがある。また、WOWOWで放送・配信をする「アクターズ・ショート・フィルム2 」にて短編映画の監督を務める。
1995年3月7日生まれ、東京都出身。
2011年にSexy Zoneとして「Sexy Zone」でCDデビュー。アーティストとして精力的に活動するほか、「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」(CX)にレギュラー出演し様々なチャレンジが注目を集め、同じくレギュラー出演中の「ニノさん」(NTV)では軽快なトークで番組を盛り上げている。その他、多くのバラエティ番組やCMなど幅広く活躍。現在、ラジオ「Sexy ZoneのQrzone」(文化放送)でパーソナリティを務めるほか、嵐・二宮和也、KAT-TUN・中丸雄一、Hey! Say! JUMP・山田涼介とともに開設したジャニーズ事務所公式YouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」に出演中。近年の主な出演作に、ドラマ「バベル九朔」(20/NTV)、「書けないッ!?〜脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活〜」(21/EX)、「きよしこ」(21/NHK)、「イタイケに恋して」(21/NTV)、「ファイトソング」(22/TBS)や舞台「HAMLET -ハムレットー」(19/森新太郎演出)、2年連続で主演を務める舞台「DREAM BOYS」(21.22/堂本光一演出)などがある。
1996年2月20日生まれ、大阪府出身。
2011年から乃木坂46一期生メンバーとして活動し、17年に同グループを卒業。現在は俳優としてドラマ、映画、舞台に出演する一方、PARCO展「伊藤万理華の脳内博覧会」(17)、「HOMESICK」(20)を開催するなど、クリエイターとしての才能を発揮。映画『映画 賭ケグルイ』(19/英勉監督)やTVドラマ「潤一」(19/KTV)、舞台『月刊「根本宗子」第17号「今、出来る、精一杯。」』、『月刊「根本宗子」第18号「もっと大いなる愛へ」』。21年は舞台「DOORS」(倉持裕演出)、地上波連続ドラマ初主演を務めた「お耳に合いましたら。」(TX)、初主演映画『サマーフィルムにのって』(21/松本壮史監督)では国内映画賞のトップバッターTAMA 映画賞にて最優秀新進女優賞を受賞、第31回日本映画批評家大賞にて新人女優賞を受賞するなど、多岐に渡って活動中。
1991年生まれ、東京都出身。
中学校の同級生で結成された4人組ロックバンドOKAMOTO'Sのドラマー。2010年CDデビュー。デビュー当時は年間平均100本を超えるライブを展開し、海外公演等も積極的に実施。幅広い音楽的素養を生かし、DJとしても活動中。さらにファッションモデルとしての活動やMVのプロデュース、また、自身でエキシビジョンを手掛けるなど、クロスジャンルな活躍で現代のカルチャーシーンを牽引。2022年7月には、「90'S TOKYO BOYS IN HALL SPECIAL~アフタースクール~」と題し、ホール公演としては最大動員数となるNHKホールでの開催が決定している。本作で演技初挑戦となる。
1987年5月13日生まれ、東京都出身。
6歳でCMに出演し、97年NHKドラマ「鏡は眠らない」でドラマデビュー。以降、数多くの映画・ドラマ・舞台で活躍中。主な映画出演作に、『グミ・チョコレート・パイン』(07/ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督)、『山のあなた 徳市の恋』(08/石井克人監督)、『ボーイズ・オン・ザ・ラン』(10/三浦大輔監督)、『自分の事ばかりで情けなくなるよ』(13/松居大悟監督)、『ぼくたちの家族』(14/石井裕也監督)、『ドライブイン蒲生』(14/たむらまさき監督)、『愛を語れば変態ですか』(15/福原充則監督)、『ふきげんな過去』(16/前田司郎監督)、『二十六夜待ち』(17/越川道夫監督)、山戸結希プロデュース・21世紀の女の子『セフレとセックスレス』(19/ふくだももこ監督)、『ダンスウィズミー』(19/矢口史靖監督)、『美人が婚活してみたら』(19/大九明子監督)、『いとみち』(21/横浜聡子監督)など。
1985年11月10日生まれ、東京都出身。
2010年、映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』(錦織良成監督)でデビュー。同作で第34回日本アカデミー賞新人俳優賞および第35回報知映画賞新人賞を受賞。主な映画出演作に『サムライフ』(15/森谷雄監督)、『ローリング』(15/冨永昌敬監督)、『進撃の巨人』シリーズ(15/樋口真嗣監督)、『怒り』(16/李相日監督)、『四月の永い夢』(18/中川龍太郎監督)、『栞』(18/榊原有佑監督)、『ダンスウィズミー』(19/矢口史靖監督)、『ゴーストマスター』(19/ヤング・ポール監督)、『初恋』(20/三池崇史監督)、『実りゆく』(20/八木順一朗監督)、『望み』(20/堤幸彦監督)、『大コメ騒動』(21/本木克英監督)、『大綱引きの恋』(21/佐々部清監督)、『妖怪大戦争 ガーディアンズ』(21/三池崇史監督)、『流浪の月』(22/李相日監督)、『キングダム2 遥かなる大地へ』(22/佐藤信介監督)がある。
1990年9月21日生まれ、東京都出身。
2011年、TVドラマ「3年B組金八先生ファイナル~「最後の贈る言葉」」でデビュー。NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(16)で注目を集める。主演を務めた映画『生きてるだけで、愛。』(18/関根光才監督)で、第33回高崎映画祭最優秀主演女優賞、第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。主な出演作に、映画『おとぎ話みたい』(14/山戸結希監督)、『過ちスクランブル』(17/川村清人監督)、『勝手にふるえてろ』(17/大九明子監督)、『空白』(21/𠮷田惠輔監督)、『流浪の月』(22/李相日監督)、ドラマ「ブラックペアン」(18/TBS)、「私の家政夫ナギサさん」(20/TBS)、「レッドアイズ 監視捜査班」(21/NTV)、「DCU ~手錠を持ったダイバー~」(22/TBS)等がある。
1989年3月9日生まれ、宮城県出身。
2010年、ドラマ「天装戦隊ゴセイジャー」の主役・アラタ/ゴセイレッド役でデビュー。映画『殿、利息でござる!』(16/中村義洋監督)で、第40回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。主な出演作に、映画『帝一の國』(17/永井聡監督)、『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(20/中田秀夫監督)、『子供はわかってあげない』(21/沖田修一監督)、NHK連続テレビ小説「わろてんか」(17)、「家売るオンナ」シリーズ(NTV)、「おっさんずラブ-in the sky-」(19/EX)、「いいね!光源氏くん」シリーズ(NHK)、「40万キロかなたの恋」(20/TX)、「ダブル」(22/WOWOW)、舞台「危険な関係」(17/リチャード・トワイマン演出)、「ポーの一族」(21/小池修一郎演出)。「世界は笑う」(22/ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出)など。
1989年生まれ、東京都出身。
19歳で劇団、月刊「根本宗子」を旗揚げ。以降劇団公演全ての作・演出を手がける他に、様々なプロデュース公演の作・演出も担当。2016年から4度にわたり、岸田國士戯曲賞の最終候補作へ選出され、近年では清竜人、チャラン・ポ・ランタンなど様々なアーティストとタッグを組み完全オリジナルの音楽劇を積極的に生み出している。常に演劇での新しい仕掛けを考える予測不能な劇作家。22年初の著書となる小説「今、出来る、精一杯。」(小学館)を刊行。長編映画の脚本を手掛けるのは初となり、9月には2冊目の著書となる本作の小説版を発売予定。23年1月には高畑充希とタッグを組む新作演劇「宝飾時計」が控えている。
1978年生まれ、東京都出身。
株式会社コエ所属。ミュージックビデオ、CM、TVドラマのディレクションを数多く手がけ脚本も担う。また、星野源の映像作品にも数多く携わっている。ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2015にて「生きてゆく 完全版」がシネマチックアワードを受賞。その後、映画『あさはんのゆげ』(16)、『傷だらけの悪魔』(17)を監督。 TVドラマの監督作品に「忘却のサチコ」(18/テレビ東京)、「有村架純の撮休」(20/WOWOW)、「グラップラー刃牙はBLではないかと考え続けた乙女の記録ッッ」(21/WOWOW)など。
2014年7月、多くのゲストミュージシャンを迎えてバンド編成で制作したデビューアルバム「Wang」をfelicityからリリース。 2015年11月、12インチ重量盤シングル「ディスコブラジル」をリリース。B面にはnakayaan(ミツメ)によるリミックス収録。 「ディスコブラジル」のミュージックビデオは、UKのアーティスト、KINDNESSことアダム・ベインブリッジが監督。 2016年1月、たったひとり、宅録で制作した2ndアルバム「PICTURE」をリリース。 2016年9月、MOCKYによるリミックスが収録された7インチシングル「Moebius」をリリース。 2018年5月、BIOMAN(neco眠る)と共作でインストアルバム「Villa Tereze」をイタリアにて制作、NEWHERE MUSICからリリース。2019年5月、宅録とバンド演奏を融合させた3rdアルバム「Big fish」をリリース。バンド編成やソロでのライブ活動のほか、CMへの楽曲提供、他アーティスト楽曲へのゲスト参加、プロデュースなどもおこなっている。劇伴を担当した作品に、「コタキ兄弟と四苦八苦」(20/TX)、「グラップラー刃牙はBLではないかと考え続けた乙女の記録ッッ」(21/WOWOW)、「阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし」(21/NHK)などがある。
この映画を見終わった後
ありえない事は心の中ではいくらでもありえるし、そう願っていればそれは現実になるかもしれないって凄くワクワクしました。
始まりと終わりでこんなに気持ちが変わるなんて最高!!
そして「めっちゃ楽しいラブソングが歌いたい!」となりました。主題歌を担当させていただけて本当に嬉しいです!
果てしなく歌います!!
1998年シングル「あした」でメジャーデビュー。これまでに「花火」「カブトムシ」「ボーイフレンド」「キラキラ」「KissHug」 「milk」「恋のスーパーボール」「もっと」「ストロー」などのヒット曲含む、42枚のシングル、14枚のオリジナルアルバム、2枚のベストアルバム、1枚のシングルコレクションを発表。2022年は、4月に42枚目となる最新シングル「ねがう夜」をリリース。8月からは、約15年ぶりにファンクラブツアー「Love Like Rock Limited vol.2」を開催予定である。7月17日にデビュー24年目に突入したaiko。老若男女問わず幅広い層から支持を集め続けている。
始まりは、2015年。当時まだ大学生だった近藤多聞プロデューサー(以下、近藤P)は、劇団 月刊「根本宗子」の舞台「もっと超越した所へ。」を観劇し、大いに衝撃を受ける。もちろん、その時点で映画化の着想を得たわけではないが、苗床に蒔かれていた種のごとく、やがて企画として萌芽する。
「当時、自分が悩んだことがすべて吹き飛ぶぐらいエンパワーメントされた感覚をおぼえたんです。その当時は映画をプロデュースしたいといったことを、具体的に考えていたわけではなかったんですけど、今の会社(C&Iエンタテインメント)に入って、『あれ(=〝もっと超越〜〟)を映画にできたら、すごく面白いんじゃないか』と思い立ちまして、すぐに企画書を書きました。その勢いで根本さんにもお話をしたんですが、当初は少しばかり難航しまして。様子を見つつも機会をうかがっていたんですが、根本さんがフリーになられたタイミングで『映画の話、まだ生きていますか?』と、ご連絡をいただき、お会いしてこちらの思いをお伝えしたところ、山岸聖太監督が撮ってくださるのであれば、ぜひお願いしたいです──と、前向きなお返事をいただいて企画が動き出しました」(近藤P)
山岸監督も快諾し、まず当初から配役のイメージとして挙がっていた真知子役の前田敦子、富役の千葉雄大にオファー。両者の出演が決まったところで、映画「もっと超越した所へ。」のプロジェクトが具体的に進み始める。カルチュア・エンタテインメント社の遠藤里紗プロデューサー(以下、遠藤P)は根本宗子の脚本における、〝仕事に没入している女性の恋愛あるある〟の描き方にシンパシーを抱いた、と作品の核心に触れた。「シナリオもほぼ決定稿の段階で、内容そのものが面白いのはもちろん、女性をターゲットにしている作品であることに惹かれました。根本さんの脚本は、良い意味で映画のシナリオっぽくないんですよね。それと、身に覚えのある方も多くいるかもしれませんが、生活の比重が9割以上仕事だったりする人は、クズな男にハマってしまいがちという…(笑)。『もっと超越〜』で描かれる恋愛模様のうち、自分も2パターンぐらい思い当たる節がありました。ただ、そんなクズなところを肯定していくところも、よくわかってしまうんです。そんなふうに根本さんの人となりにも共感して、物語に引き込まれていきました」(遠藤P)
誰しも何かしら、ダメなところがある。特に恋愛においては、無自覚に相手を振りまわしたり傷つけていたりする。それでもなお愛しい男女4組8人を描く映画づくりが、いよいよ本格的に動き出していく。
当面の課題は、残る6人のキャスティングをどうするかだった。根本、山岸監督、近藤P、遠藤Pの4人で話し合いながら、誰が適役なのかを探りつつ、オファーを掛けていく。「怜人というキャラは、本人的にはキメているつもりなんですけど、言っていることはしょうもないんです。なので、ある種のカワイさがないと、ちょっと見ていられないようなところがあるんですよね。その点、菊池風磨さんはバラエティー番組などでの姿から振り切って演じてくれそうな予感があったのと、振り切り方が面白さを生みそうだなという気がして。実際、予想以上に面白くてチャーミングな怜人を体現してくれました」(近藤P)
「あえてイケメンにクズ男の怜人を演じてもらいたいな、という私の個人的な願望もありまして(笑)、菊池さんに白羽の矢を立てました。ご本人もナチュラルに面白い方ですが、怜人が出てくると何かそれだけで笑っちゃうんですよね。オフライン(完成前の段階)で見た時も、怜人のシーンは音楽がついていない状態ですでに面白かったんです」(遠藤P)
付き合う彼氏の影響を受けがちな美和役には、根本宗子の舞台「今、出来る、精一杯。」や「もっとも大いなる愛へ」に出演した縁から、根本の推薦もあって伊藤万理華に白羽の矢が立った。面倒見がよくて愛情深い鈴役は、根本の盟友とも言える趣里を配することで難なく決定。ちょっと〝大人な〟シークエンスが続く七瀬と慎太郎は、それぞれ黒川芽以と三浦貴大の実力派2人に委ねることに。「黒川さんは『いとみち』(21)のお芝居で感じた母性が七瀬にピッタリだと思って、山岸監督にも見ていただいたんです。監督も絶賛されていて、黒川さんにお願いしようということになったんですが、問題はご家族と海外で暮らしていらっしゃったことでした。それでもダメ元でお話をしてみたら、ちょうど撮影期間のころはワクチン接種のために帰国しているとわかって。そういう意味では、ちょっと運命的でもあったんです。慎太郎はセンシティブなセリフが多いので、一番キャスティングに気をつかったかもしれません。結果的に、ご本人のお人柄もふくめて三浦さんが最適解だったと確信しました」(近藤P)
見た目も言動もヤンチャながら、意外と神経が細かい泰造役には、本格的な演技が久しぶりとなる(もともと子役として活動していた)OKAMOTO'Sのドラマー・オカモトレイジが抜擢された。この思い切った人事は、山岸監督との交友関係も念頭に置いたうえで、根本によって提案された。「映画畑の人間が思いつかないような配役ですよね。でも、『この人を、ここに!?』と私たちが驚くようなキャスト案は根本さんならではで面白かったですし、斬新でした。個人的には、『あっぱれさんま大先生』に出ていたころからレイジさんのファンだったので、感慨深かったです(笑)」(遠藤P)
なお、撮影が始まってからは伊藤万理華と現場外でも稽古をしたり、プリクラを撮ったりするなどして、美和と泰造の関係性を深めていったという。こうして、絶妙と言えるキャスト8人が結集し、クランクインを迎える。
4つの部屋の中で男女が織りなす日常会話と生活が描かれていく構成上、若干のロケを除いて、撮影はほぼ調布の角川大映スタジオ内に組まれたセットで行われた。多忙なキャスト8人だけにスケジュール調整が懸念されたが、天候に左右されることなく、移動に時間をとられないという利点もあり、じっくりと腰を据えて撮影に没頭できる現場となった。それでいて、定刻よりも少し早く巻いて毎日の撮影が終わるという、極めてスムーズに進行していったことも追記しておきたい。コロナ禍でキャストはもちろんスタッフの健康にいっそう気をつかう状況を考えると、理想的な環境だったと言って差し支えないだろう。そして、最終日に待ち受けるのは、映画史上に残るラストシーンの撮影。ぜひ本編でお確かめください。
コメント
敬称略・順不同
劇作家・演出家・俳優
長塚圭史
本作プロデューサーの或る日の観劇が、一本の映画を生み出しました。
その劇を作ったネモシューは、元AKB前田敦子がまだ秋葉原で無名の頃からのビッグ・ファンであったこと。
この執念の連鎖。必見です。
タレント
峯岸みなみ
テンプレートな幸せとか、
そんな領域を遥かに超える女達の気合いを目の当たりにして
自分まで強くなったような気になれました。
あと、私は昔からあっちゃんの発する高い音が好きです。
タレント/女優
横山由依
理想を追い求め過ぎて、
現実を失ってしまいたくない。
今、自分の周りにある大切なものを
しっかりと抱きしめて生きていこうと思いました。
エンドロールまで最高に楽しかったです!
小説家
朝井リョウ
こんがらがった導火線を眺めていたら油断したタイミングで突如ド派手な巨大花火が打ち上がり根本さんに「こんにちはー!」と自己紹介がてら絶叫される、そんな映画。
本作上演当時の根本宗子み全部盛り、容赦なく襲い来る言葉のマシンガンが痛気持ちいい!
歌手・タレント
中川翔子
宇宙の歴史も破壊と創造を繰り返しながら今に至る。
進化する、前進するためには破壊という方法での始まりしかないと思いきや、実は必ずしもそうとは限らないかもしれない。
斬新な構成で彩る恋する惑星たち。
物語は途中からじわじわと変動が始まり、後半はもう怒涛の展開すぎて観ていて叫びそうになるほど驚きました。
ラストのサスペンスは物凄い!
この壮絶な愛の表現は最早アクション映画の爽快感に匹敵すると思います!
お笑い芸人
村上純(しずる)
根本宗子さんの頭の中が劇場を飛び出してスクリーンに映し出されるなんて、こんなものサブカルの極みで希望の光。
そして、あの設定が映像化されたことだけで、まずもってとんでもないエンターテインメント。
で、これTOHOシネマズでやるの!?
マジ!?
こいつはロフトプラスワンでも観たいやつだって!
アイドルオタクアイドル
末吉9太郎(CUBERS)
それぞれがちゃんとクズで、ちゃんと馬鹿で、物凄く愛おしい。
チクチク痛くて、声上げて笑って、明日からを生きていくのが楽しみになった。
DIVA
ゆっきゅん
演劇っていうかなんか爆風のような衝撃として私の記憶にずっと刻まれていた『もっと超越した所へ。』が、
次は映画を超越して目の前に現れた。
やば。
いつも通りの人生を超えた未来へ、
あるあるの向こう側へ、なぜかこうなってしまうやつのもっとずっと先へ、
私たちは強引に連れていかれるしかない。
人の弱さがたくさん出てくる、めちゃ強い作品。
前田敦子さん最高。
漫画家
鳥飼茜
THE・見たことない映画。
観た人全員が度肝抜かれる奇想天外なラストを超えて、
それでも苦しいほど伝わって来るのは真面目に生きる人間の顔の美しさ。
真面目って深刻ぶることなんかじゃない、恥も打算も後悔も一気飲みしてそれでも前に進むこと。
真面目は正義、そう確信しました。
小説家
カツセマサヒコ
思いつく限りのクズ男たちを整列させて、
ボコボコにして、その後にやってくるラスト10分。
物語の結末よりも、観客の表情が見たくなる。
こんな映画、初めてです。
文筆業・桃山商事代表
清田隆之
男の幼稚さを批判的に描いた作品かと思いきや……違いました。
甘えを装った搾取も、期待という名の暴力も、責任からの逃避も、誰にだってある。
タイトルの意味がわかったとき、そこにはダメなままでも生きていける優しい世界が広がっていました。
フリーアナウンサー
宇垣美里
甘やかすとどんどんつけあがるバカ男共と、
そいつらに振り回される女たちの魂の咆哮が胸に響いてたまらない。
そこから見えてくる私たちの本当の願いとは。
厳しいこの世を愚かなこの身で生きるなら、
現実見据えてしたたかに、歯ァ食いしばって踊らにゃ損々!
なんか腹一杯米が食いたくなってきた。
恋愛コラムニスト
神崎メリ
いい女とは、おクズ様を2〜3周オカワリした果てに出来上がります。
辛酸を舐め散らかし、悟りを開いたとき、今よりも「もっと超越した所へ」女はたどり着くのです。
すなわち、おクズ様は女の養分に過ぎないのです。
お笑い芸人
山崎ケイ(相席スタート)
登場人物がみんなダメでみんな可愛い。
一生懸命恋愛してた、あの頃の私もダメだったけど、可愛かったんだ。
抱きしめてあげたい!
編集者
上田智子
ムカつく! ムカつく‼ ムカつく!!! ムカつく~!!!!
男たちがムカつく台詞を言えば言うほど笑える、怒涛の恋愛エンターテインメント!
痴話喧嘩で爆笑させ、とんでもない展開になだれ込むラストは根本宗子の真骨頂!(つまり最高)
お笑い芸人
こがけん
これは、クズ男の負のスパイラルに巻き込まれる女たちの脱出劇なのか?!
それぞれのストレスが最高潮に達した先の、まさかのスペクタクル展開にオーマイガー!
前田敦子さん演じる真知子の、
バチバチに決まるパンチラインは一見の価値あり!
映画ブロガー・アクセサリー作家
ナイトウミノワ
よくある恋愛、よくある別れ……と思いきや、とんでもないところに着地する新感覚の1本。
明らかにクズ男なのに、どうしても惹かれてしまう。
そんな経験をした人もいると思う。
私もそう。
「あの時、こうしていたら……」と後悔する前に、運命を変えていこう!
モデル・タレント
藤川らるむ
4人の男女の群像劇
クズ男に沼る女はもれなく女も女だな、、と思いながら観てました(笑)
ジェットコースターのように話が進んでいってテンポも上がるのでだんだん引き込まれるような映画でした。
ラストは10-20分くらいはタイトル通り〝もっと超越した所へ〟と超越してきます(笑)