INTRODUCTION
世界中の名作映画へのオマージュが満載!
切なくも、爽やかな涙を誘う感動作

本作は、『雨に唄えば』などの古き良き時代のハリウッドミュージカルや、『きみに読む物語』、『アメリ』、『Mrビーン』、『黒猫白猫』、『プロジェクトA』、『菊次郎の夏』などの世界各国の名作映画へのオマージュに溢れた、大きな映画愛に満ちた作品となった。さらに、主人公のバルフィは、チャールズ・チャップリンやバスター・キートンのキャラクターを受け継ぎ、表情や全身を使った演技を披露。
さらに、登場人物たちの感情を繊細に歌い上げた楽曲が映画に彩りを添え、極上のエンターテイメントが完成した。
そして、昨今、『きっと、うまくいく』や『スタンリーのお弁当箱』など、良質なインド映画が広がり始め、今年だけでもインド映画が既に10本公開されることが決定。新たなムーブメントも期待もできる。

STORY
本作の主人公バルフィは、生まれつき、耳が聞こえず、話ができないが、豊かな感情を、眼差しと身ぶり・手ぶりだけで完璧に伝える心優しい青年。好きになった相手に感情をストレートに表現し、人生に恋に、正直に生きるその姿に、冒頭から誰しもが虜になることは間違いないだろう。本作は、そんなバルフィと恋に落ちた二人の女性の物語が軸となり、出会いから最期の別れまでの壮大な人生の物語を描き上げた。

大切なのは、100の言葉より、
愛に満ちたひとつの心。

冨も地位もある男性と結婚し、何不自由なく暮らしていたシュルティ。家族の愛情を受けずに育った自閉症のジルミル。そんな二人の女性が、バルフィと出会い、まるで初恋の時のような強い感情で互いに惹かれあうが、時に、「言葉」の壁や、身分の差など、様々な困難が彼らの前に立ちはだかる。
でも、そんな障害を吹き飛ばすかのように、バルフィは、人生において本当に大切なことを教えてくれる。それは、ただひとつ、「相手を想う“心”さえあれば、互いの瞳を通して愛を語り合うことができる」ということ。言葉に頼らず、“心”を通わせ、大きな愛に満ちた人生を送る彼らの姿は、観る者の心を大きく揺さぶり、温かな涙を誘うだろう。