2006 年、イラク。監督のレイ・メンドーサが所属
するアメリカ海軍の特殊部隊“シールズ” の小隊8
名は深夜に行動を開始。イラク中央部に位置する危
険地帯ラマディにある民家を占拠し、任務につく。
彼らの目的は明日、地上部隊がこの地域を安全に通
過できるように、アルカイダ幹部の動きを監視する
こと。場合よっては狙撃も想定される。
夜が明け、彼らの任務は続いていた。通信兵のレイ、
指揮官のエリック、狙撃手のエリオットらは緊迫感
を保ちながら、大きく状況の進展しない時間を過ご
している。しかし、ある時、監視している敵兵が不
審な動きを見せる。彼らはこちらの動きを察知して
いたのだ。
その瞬間、大きな爆発音が部屋に鳴り響く。先制攻
撃を受けた部隊は脱出を試みるが、建物と周辺一帯
は完全に包囲されており、いま出ていけば一斉射撃
の的になるだろう。部隊には負傷者が続出し、救助
を要請するが危険地帯に即座に助けが来ることは望
めず、さらなる攻撃を受けて現場は地獄と化してい
く。
叫び声と負傷者の苦悶に満ちた声が続く中で、指揮
系統は完全に混乱。皆から信頼されていた狙撃手の
エリオットは爆撃により意識を失い、指揮官は現場
での指示を完全に放棄する。痛みに耐えきれず叫び
声を上げる者、鎮痛剤のモルヒネを打ち間違える者、
持ち場を守らずパニックに陥る者。怒号と悲鳴が飛
び交う逃げ場のないウォーフェア(=戦闘)で、彼
らは“あるプラン” を立て、脱出を試みるが…。