アーカイブ:2025年11月
2025.11.19
最新情報

本作の公開後御礼舞台挨拶の開催が決定いたしました。

■日時:11/26(水)15:00の回 上映後にキャスト舞台挨拶を実施
18:25の回 上映前にキャスト舞台挨拶を実施

■登壇者:芳根京子、髙橋海人
※敬称略 登壇者は予告なく変更する場合がございますこと、予めご了承ください。

■実施劇場:TOHOシネマズ新宿

■チケット料金:
2,200円(税込)
プレミアボックスシート:上記チケット料金+1,000円(税込)
プレミアラグジュアリーシート:上記チケット料金+3,000円(税込)
※18:25の回のプレミアムラグジュアリーシートの販売はございません

■チケット販売
・先行プレリザーブ(先行抽選販売受付):
11/19(水)AM11:00~11/21(金)11:00まで
インターネット購入:https://w.pia.jp/t/kiminake/
※PC・モバイル共通
※抽選結果の発表は、11/21(金)18:00となります。
※インターネットのみでの受付となり、受付の際、ぴあへの会員登録が必要になります。

・一般販売:
11/22(土)AM10:00~11/25(火)16:00

■一般販売に関する注意事項
※インターネットでのみ販売いたします。
※決済方法はクレジットカード、後払い powered by atoneのみとなります。
※お席はお選び頂けません。

□インターネット購入
チケットぴあ :  https://w.pia.jp/t/kiminake/
※PC・モバイル共通

《チケット購入に関するお問い合わせ》
チケットぴあヘルプ https://t.pia.jp/help/index.jsp
または「チケットぴあ」HP(https://t.pia.jp/)

【注意事項】
※内容はすべて予定です。登壇者及び内容は、予告なしに変更になる場合がございます。
※悪天候及び公共交通機関の運行状況により、やむを得ず本イベントを中止させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
※特別興行の為、ムビチケカード、各種割引・各種招待券は、ご使用いただけません。
※上記料金はすべて税込金額です。
※全席指定・定員入替制での上映となり、専用のチケットをお持ちでない方はご覧になれません。
※転売・転用を目的としたご購入は、固くお断り致します。
※いかなる事情が生じましても、ご購入・お引換後の鑑賞券の変更や払い戻しは出来ません。
※場内でのカメラ(携帯電話を含む)・ビデオによる撮影・録画・録音等は、固くお断り致します。保安上、入場時に手荷物検査を行う場合がございますこと、予めご了承ください。
※車いすをご利用のお客様は車いすスペースでのご鑑賞となります。車いすスペースには限りがありますので、ご利用人数によっては所定のスペース以外でご鑑賞いただく場合がございます。また、イベントの内容やマスコミ取材により、所定のスペースからご移動いただく場合がございます。予めご了承ください。
※当日、マスコミ・メディアの撮影が入る場合がございます。その際、お客様が映像等に映り込む可能性がございますこと、予めご了承ください。

2025.11.18
最新情報

全国約196の映画館で生中継される中、ステージにラインナップした一同。中継カメラに向かって手を振りつつ、坂平陸を演じた芳根は「公開を迎える事が出来て本当に幸せです。みんなで大切に育ててきた我々の子供を皆様に『届け!』とする今日はなんだか夢のようです!」と念願の封切りに胸がいっぱいの様子。水村まなみを演じた髙橋も「暑い中で撮影を頑張って苦楽を共に過ごした仲間たちとの日々を思い出してエモーショナルな気持ちになります。上映前のワクワクした観客の皆様の顔を見ながら、嬉しい気持ちでいっぱいです」と心境を打ち明けていた。

映画化にあたり、15歳から30歳の新たな“男女入れ替わり”という点に新鮮味を感じたという坂下監督。キャスティングについては映画『Arc アーク』の芳根、連ドラ『だが、情熱はある』の髙橋に注目したそうで、「自分が思う、演技が上手い人にお願いしようと思った。『Arc アーク』『だが、情熱はある』のお二人はトリッキーな役だったけれど、今回の役もトリッキーな役なので、親和性があるのではないかと思った」と理由を述べた。

陸の弟・坂平禄役の林は「入れ替わる事のコミカルさがあるのかと思って物語を辿って行ったら、思いがけず人間の色々なところが見えてくる物語だった。自分の体や心の距離についても考えさせられて面白かった」と本作ならではの魅力を口にした。

そんな中、原作者の君嶋彼方氏よりサプライズで手紙が届いた。「(芳根と髙橋の)お二人は、本当に見事に陸とまなみを演じきってくださいました。性別を主張しすぎない細やかな演技は言わずもがなですが、何よりもお二人の醸し出す雰囲気が素晴らしく、原作者にもかかわらず『もっとこの二人のやり取りを見せてくれ!』と思いました。『君の顔では泣けない』は小説としてはもうこれ以上書くことのない作品だと思っていたのですが、芳根さんの陸を見て『もっと陸のことが書きたい』と強く感じてしまいました。髙橋さんのまなみも素晴らしく、原作ではほとんど内面が見えない難しいキャラクターだったにもかかわらず、感情豊かに表現してくれていました」と、じんわりと心に広がる手紙に会場も、あたたかな雰囲気に。
芳根は「とても嬉しいですね。原作の先生がどう思われるかって、私たちも怖い部分でもあって、それでも、”もっと陸を好きになる”、なんて嬉しいんでしょう。そんな光栄なことあるんだなって思います。そしてその先の陸私もぜひ読ませてもらいたいなと思ったので楽しみにしております」と感激。髙橋も「グループとしての活動の時もそうだけれど、世の中の皆さんに自分たちの作品を出す前に、自分たち作る側の人間が満足した気持ちで送り届ける事がエンターテインメントとして素敵な事だと思っています。作品を作る中でハードルが高いのが原作の先生を納得させることでもあるし、原作者の先生は作品を作っていく中でのボスでもあるので、凄く安心しました。ムチャクチャ嬉しかったです。胸を張って皆さんに観ていただけると思いました」と原作者の太鼓判に胸を撫でおろしていた。さらに、坂下監督も「この物語の0を1にした方なので、初号試写にいらっしゃった時、本当に一番緊張しました。緊張するというか、この方が“ダメ”と言ったら、他の人全員が“良い”と言っても、それは何か違う気がするというような方なので、そう言っていただけてすごくよかったです」と率直な気持ちを吐露する。

最後に、林が「この映画を観て、色々な思いを抱えてくださると思うんですが、“誰かのことを好きになる”というのは、“その人がその人でいるから好き”ということで、そう言えるのはその人を本当に愛しているということなんだなと、僕は思えました。この映画を観終えると、それぐらい自分のこと、他者のことを考えられるような作品だと思っています」と真っ直ぐに想いを伝える。続いて髙橋は「自分の人生で選択する分岐点は沢山あると思うけれど、それを自分の考えと体を持って選んで進んでいけるのは幸せなことだと気づかされました。それから今まで歩んできた自分の道のりがかけがえのない素敵なものだと自分を肯定できるような、そんな気持ちにさせてくれる『君の顔では泣けない』に出会えたことに胸がいっぱいになりました」と目を潤ませながら感謝。同じく主演の芳根は「この作品が少しでも皆さんの心に残れば良いなと、今はそう思います」と声を震わせながら「この場をお借りして髙橋君、本当にありがとうございます!撮影中も初号を見ても不安で…でも髙橋君と色々な取材を受ける中で少しずつ氷が溶けていく感覚というか、怖いけれど、髙橋君とだったら大丈夫だと思えた。本当にまなみが髙橋君で良かったなと思うし、一緒に戦うのが髙橋君で良かったなと思う。あ、なんだか泣きそう。お互い?」と感極まって、髙橋も「芳根ちゃんの顔を見ていると泣きそうになります」とウルウルだった。

しかし髙橋が青色のハンカチをポケットから取り出し、芳根に紳士的に渡そうとすると、芳根は「あ、一旦大丈夫!」と意外と冷静に受け取るのを拒み、すかさず林が飛び出して「僕が泣きそう!」と青色のハンカチで目元を拭って場内からもすすり泣く声と笑いが起こるアットホームな空気となった。芳根は「またご一緒出来るのかなと、これからが楽しみになりました。この場をお借りして、ありがとうございました!」と改めて髙橋に頭を下げると、髙橋も「こちらこそありがとうございます」と感動ニッコリ。そして最後高橋は、映画のイメージカラーでもあるブルーのハンカチをヒラヒラさせて会場および全国に手を振っていた。

 

2025.11.17
最新情報

『君の顔では泣けない』入場者プレゼント第二弾の配布が決定いたしました!
第二弾は先着で『オリジナルロゴステッカー』をプレゼントいたします。

裏面には、陸とまなみ 二人のエモーショナルな姿をとらえたスペシャルビジュアルを
先行で見ることができる特別なQRコードも掲載されています。

数に限りがございますので、無くなり次第終了とさせて頂きます。
ぜひお早めに劇場へお越しください。

※劇場ごとに数に限りがございます。
※無くなり次第終了となりますので予めご了承ください。
※プレゼントは非売品です。転売、内容の複写・複製などの行為は一切禁止となります。
※スペシャルビジュアルは後日公式SNSなどでも解禁予定となります。

2025.11.11
最新情報

11月10日に赤城神社にて大ヒット祈願!公開直前トークイベントが実施され、芳根京子と髙橋海人が参加した。

境内で大ヒット祈願を終えた坂平陸役の芳根と水村まなみ役の髙橋は、劇中に出てくる喫茶店・異邦人を模したセットでトークショーを実施。芳根と髙橋は「懐かし~!」「この景色、うわ~となる!」と声を合わせながら、劇中でもふたりが演じたキャラクターが飲んでいる飲み物が提供されると「飲んでた!飲んでた!」と声を弾ませ「かんぱ~い!」とグラスを合わせて喉を潤していた。

映画公開まで残り4日。多くのPR活動を共に行ってきた二人は「髙橋君がいる日は力を抜いて出来そうだと思えて安心」と芳根が言うと、髙橋は「僕からのんびり感のバイブスが出ているんでしょうね。僕も芳根ちゃんがいると元気が出るし、前日からワクワクする。明日芳根ちゃんDAYだ!と思って」とすっかり仲良しだった。

撮影中は互いに難役・難題に向き合っていた事もあり、髙橋が「撮影中は自分の役に対して向き合い散らかしていたので、脳みそのほとんどをまなみに取られる感覚があった。やっと芳根ちゃんと人間としてお話が出来る、と言う感覚がある!」と喜ぶと、芳根は「撮影中はここまで不思議な方だとは思わなかった…」と取材を通しての髙橋の印象激変を明かして、髙橋は「色々なバイブス持っています!」と楽しそうなふたりだった。

改めて芳根は、脚本を読んだ感想について「私たちが生きている現実と延長線上にある物語で、その不思議な感覚をそのまま届けなければというプレッシャーがありました」と告白。髙橋は『君の顔では泣けない』というタイトルが心に響いたそうで「理解しやすいようで実は難解なタイトル。この言葉がどんな意味を持つのか、それを探る作業が楽しかった。15年間中身が入れ替わって二人で頑張って戦って日常生活をサバイブする様が描かれていたので、生半可な覚悟では出演できないと思った」と述べていた。

15年間も中身が入れ替わった性別の違うキャラクターに挑んだわけだが、髙橋は「撮影が終わるまでは、果たして自分のアプローチは合ってるのかと怖かった。だから芳根ちゃんの表情を見て引き出せたと思ったら自分的には合格にしました。そんな感覚を信じて演じていました」と回想。芳根は喫茶店・異邦人シーンのリハが印象的だったと言い「この物語は外見ではなく中身の話だと気づいた。陸とまなみ、それぞれの心を追求すれば良いんだと辿り着くことが出来た。それを(自分の中に)持っていれば仕草は後から付いてくるのではないかと…。あの時のリハーサルは大きかった」と振り返った。

そんな喫茶店・異邦人の撮影について芳根は「一日の撮影分量も多くて、基本的に二人芝居で年齢も時代を越えなければいけないので、撮影日が近づくにつれて『来る!異邦人が来る!』という印象でした。(笑)しかも異邦人撮影予定日に台風の影響でスケジュールが変更になりそうになって、初めてマネジャーさんに『それだと無理かもしれない!』と泣きついたくらい追い込まれていました」と思い出し笑い。髙橋も「仕草一つとっても集中しなければ隙が生まれる空間でバランスが難しかった。力を入れ過ぎるとやり過ぎだし、抜きすぎると残せない気がして。思い出しただけでもゾクゾクする…」と見どころ場面に挙げていた。

芳根と髙橋は坂平陸と水村まなみに没入する中で、それぞれの生き様と役とのリンクを感じたという。絆も強まったそうで芳根は「撮影後の今年の頭にスタジオの廊下でばったりお会いした時に、私の事を見て『もうひとりの俺〜!』と言って近づいてきた。私は『もう違う人生だよ?頑張ってね!』と言ったけれど、それくらい共に戦った作品になりました」とエピソードを紹介すると、高橋も「共闘という言葉がふさわしいくらい、抱えていた感情は同じでした。あの時も遠くから歩いてくる姿と笑い声で『絶対に芳根ちゃんだ!』とわかって。ちょうど別作品で戦っていたので、すがるような思いで…。でも芳根ちゃんは『もう終わったから!』とさっぱりしていました」と明かして笑わせた。

本作の経験を通して「入れ替わり」に対する価値観もガラッと変化。芳根が「入れ替わるのは大変です。(笑)『誰と入れ替わりたいですか?』と質問されたら気軽にポンと答えていた事が今は言えない。それがどれだけ重たい事なのか考えてしまって…。今だったら『入れ替わりたくない』と答えちゃいそう」と率直に言葉にすると、髙橋も「誰と入れ替わりたいのか?という質問は大喜利的要素があってインタビュアーの方もワクワクした顔で聞かれるけれど、一瞬で真顔にさせちゃう可能性がある。(笑)今まではおちゃらけて答えていたけれど、重く捉えてしまって。入れ替わるってそう簡単じゃない。完成した映画を観た時に陸のまなみ二人の表情を見た上で、誰かと入れ替わる可能性を考えた時に『ここは奪われたくない』と思う事こそが素敵な事で、自分の人生を生きられている証拠なのかもしれない」と実感を込めていた。

最後に髙橋は「今日は撮影の事を鮮明に思い出して、愛が深まる時間でした。本作は観ていただいた後に自分の人生が特別なものだと思ってもらえるきっかけになる作品です。映画は公開から3日間が大事なので周囲の方に感想を伝えていただき、沢山の方が自分の人生を素敵だと思っていただければ良いなと思います。まずは3日間です!」と猛烈アピール。芳根も「自分の人生が愛おしくなるような作品です。沢山の方に届くと良いなという事を願って…3日間です!大きなスクリーンと良い音響で本作を全身で感じていただけたら嬉しいです」と呼び掛けていた。

2025.11.10
最新情報

『君の顔では泣けない』の入場者プレゼントの配布が決定いたしました!
11/14(金)より11/16(日)までの3日間限定で、
先着で『オリジナルビジュアルカード』をプレゼントいたします!

数に限りがございますので、無くなり次第終了とさせて頂きます。
ぜひお早めに劇場へお越しください。

<表面>

<裏面>

※劇場ごとに数に限りがございます。
※配布期間内でも無くなり次第終了となりますので予めご了承ください。
※プレゼントは非売品です。転売、内容の複写・複製などの行為は一切禁止となります。

2025.11.04
最新情報

2025年11月14日(金)公開日当日より全国の上映劇場様の売店他、
オンラインショップでは公開日の10時より販売開始いたします。
※一部劇場・商品を除く

詳細はこちら
https://www.gendaigoods.com/SHOP/1176165/list.html

2025.11.04
最新情報

映画『君の顔では泣けない』が11月2日(日)、開催中の第38回東京国際映画祭にて上映され、坂下雄一郎監督と原作者の君嶋彼方によるトークセッションが行なわれた。

映画を見終えたばかりの観客の大きな拍手に迎えられた坂下監督と君嶋先生。本作の原作は、君嶋先生にとって2021年9月に刊行されたデビュー小説だが、自身の小説が映画化され、国際映画祭の場で上映されることについて「まず、映画化されるというのは驚きのひと言です。小説家になった時に夢がいくつかありまして、賞を獲るとか、ものすごく売れるといったことなんですが、そのひとつに『映像化』というのがありまして、それがこんなに早く叶うとは思わなかったという驚きと喜びが大きかったです。映画祭での上映に関しては、映画そのものの力だと思っています。つくっていただいた監督をはじめとするスタッフの方々、キャストのみなさまの力だと思いますので、本当に『おめでとうございます』のひと言です」と語った。

坂下監督は、君嶋先生の小説を映画化する上で大切にしたことについて「最初に原作を読んで、どのように映画化するかという企画案をつくって出版社さんに説明する機会があったのですが、その時に、2人の恋愛の話にはしないということ、“入れ替わり”の話だとコメディになりがちですが、大げさな身振り手振りで中身の人格を大げさに言ってみるようなコメディ作品にはしないつもりです、ということを伝えました」と明かす。

この2点は君嶋先生も、映像化するにあたって、そうしてほしいと考えていたポイントだったそうだが「それをお伝えした時に監督の方からも『もちろんわかっています』と言っていただけましたし、実際に映画を見たら、それを忠実に守っていただいていて、本当に真摯に原作に向き合って映像化していただいたことが伝わる作品だなと思いました」と語り、坂下監督への感謝と信頼を感じさせた。

映画化された作品を見て、特に気に入ったシーンや印象的だったシーンを尋ねると、君嶋先生は、陸(芳根京子)がまなみ(髙橋海人)と仲たがいして、部屋から出て行き鍵を閉めるというシーンに言及。この描写は、幼少期の陸と母親のシーンとオーバーラップしており、小説にも同じような描写があるが「映画になると、よりハッキリわかるようになっていて、原作の意図をちゃんと読み取ってくださって、さらに素晴らしいシーンとして昇華してくださったのを感じるシーンでした」と絶賛!

坂下監督はこのシーンについて「“鍵を閉める”というシーンで、関係性を拒絶したり、関係性がなくなってしまうという意味を描けると思いました。それを繰り返すというのは、映画では反復という手法なんですが、そうすることでそのニュアンスを出そうということは原作を読んだ時から決めていました」と明かした。

さらに、トークでは俳優陣の演技の素晴らしさについても言及。“入れ替わり”作品は特に、俳優陣の演技力が作品のクオリティに大きく関係するが、坂下監督は髙橋さんの印象深いシーンとして「髙橋さんが『俺の顔で情けなく泣かないでくれる?』と言われた後、『戻りたくないわけないでしょ』って言うシーンで、(セリフを)つっかえて噛んでいるんです。今回の撮影で、髙橋さんが噛むことはほとんどなかったんですが、あの瞬間だけ出てきて、それを言い直す言い方がまた、そのまま言うだけではない、その場のリアリティを感じて、現場で興奮しながら見ていたのを覚えています」と髙橋さんの芝居の“生々しさ”の魅力を語る。

一方、君嶋さんはトーク序盤でも語られたように「男女が入れ替わることによる(過剰な)コメディっぽさが自分の中で心配事項だった」と明かしつつ「2人が、それを完全に排してないけど大げさに表現はしないという、絶妙なバランスを保って演技されているのを感じました」と芳根さんと髙橋さんの表現力を手放しで褒め称える。そして「かなり難しそうに見えたんですが、どういう演技指導をされたのか気になりました」と監督に質問!

坂下監督は「僕はほとんど(演技指導を)していなくて、リハーサルを何日かやっていただけでした。ご本人のインタビューなどを見ると悩まれたということをおっしゃっていましたが、現場のスタッフ側から見ると、完成形に近いものがリハーサル初日から出ていて、あとは微調整くらいの感じだったので、こちらからすると達者な方に来てもらえてよかったなという感じでした」と改めて芳根さんと髙橋さんの理解力と演技力の高さへの感謝を口にした。

最後に、坂下監督が「映画を気に入っていただけたら、嬉しいです。本日はありがとうございました」と、君嶋先生が「この原作をこんなに素晴らしい映画にしていただいて、スタッフ、キャストの皆さんには深い感謝を申し上げたいと思います。映画を観て、少しでも原作を気になった方は読んでいただければ嬉しいです。ちょっと違った視点が原作では読めると思いますので、お手に取っていただけると嬉しいです」と話し、舞台挨拶は終了した。

©2025「君の顔では泣けない」製作委員会