アガサ・クリスティーのミステリーばりに、
アッと驚くサプライズまで用意されているので、お楽しみに!
―中野京子(「怖い絵」著書・美術評論家)
この映画には”やわらかな芯”がある。
触ってみてください。
―加賀まりこ(女優)
1960年代の映画館が蘇り切なくなった。
「孤立し誰ともつながれない生き方はつらすぎる」とつぶやく老人の姿が若者と重なる。
登場人物全てが主人公の極上ミステリー!!
―佐野史郎(俳優)
これぞ英国!イギリス貴族の無表情な肖像画を
イギリスならではの動機で盗んだ珍事件を、イギリスを代表する名優たちがイギリスらしいユーモアたっぷりに演じた名画です。
―山田五郎(評論家)
1960年代のイギリスで起きた実話ではあるが、世界が孤立している今、まさに大切なものを与えてくれる作品。ラストの法廷で“良き隣人”のケンプトン・バントンが語る“優しい名言”には誰もが胸を突かれるはず。
これこそ、ラブコメの傑作を描き続けてきた監督による極みの名画だ。
―小島秀夫(ゲームクリエイター)
名優が描き出す“老い”の姿は、わびしくもなく、切なくもない。
厳しい現実に打ちのめされそうになろうとも、権力を平然と押し返し、柔らかく逞しく生きている。
で、こう教えてくれるのだ。隣人を愛せ、そして、やっぱり人生はユーモアだぞ、と。
―石丸幹二(俳優)
ゴヤの名画を巡って、僕たちが日常で感じる違和感の正体を、本当に大切なものは何かを、特別に目に見える形で教えてくれる物語です。
―井上芳雄(俳優)
寒い日の紅茶のように心温まる名作です。
身体がポカポカする笑いと、愛に溢れるコメディに是非心を盗まれて欲しい。enjoy!
―ハリー杉山(タレント)
アートを仕事にしている自分のような者にも、世の中には「歴史的名画」よりも大切なものがあると実感させてくれる、勇気とユーモアに溢れた映画。
―岩渕貞哉(「美術手帖」総編集長)
ロンドンの美術館からゴヤの名画が盗まれた!犯人の動機は?
・・この映画に、三島由紀夫の小説『金閣寺』と似た匂いを感じた。 あなたは、どう思う?
―布施英利(美術批評家)
「あなたが私を、私があなたを存在させる」。
市井のおじさんの言葉が人々の心を動かした。
「社会への信頼」という言葉を思い出させる映画だ。
―ブレイディみかこ(ライター)
なんともダメダメな&愛しき英国人男性を描かせるならこの方、ロジャー・ミッシェル氏!
見終わった後、天晴!と爽快な気分と共にとっても温かい気持ちになれる上に、自分らしく生きるパワーがもらえる、まさに今観るべき!映画です。
―にしぐち瑞穂(英国王室研究家)
我が日本国ではありえないイギリス人のユーモア。
巨匠ゴヤが描いた名画の盗難には知られざる正義と善意のドラマが隠されていた。
一市民の人間愛がもたらす何という爽快感!
―大髙 保二郎(『ゴヤの手紙』訳者)
ジム・ブロードベントとヘレン・ミレンのような優れた性格俳優がいるからこそ、こういう愛すべきイギリス映画があるのです。
―ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
たっぷりの愛と軽快なユーモア! 一見破天荒なバントンは、常に何が一番大事かをわかっているようでした。立ち向かい続ける英雄の物語であり、家族の物語です。
―中野周平(蛙亭/芸人)
国立西洋美術館のトイレに窓がない理由は、
これだったのか?!?!
一人の人間を突き動かす正義の物語、だけれども良い子は絶対に真似してはいけません!
―川瀬佑介(国立西洋美術館 主任研究員)
利他の精神が軽んじられる現代だからこそ、深く響く物語がある。
当たり前のように誰かを信じられる社会が遠ざかる今、軽妙なはずの本作が、鋭く重く突き刺さる。
―中井 圭(映画解説者)
※敬称略/順不同