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「奇跡みたい」「未来への希望を発見する」「優しく抱きしめてもらえたような映画」最高の2人に絶賛の声、続々到着!

(順不同)

植本一子さん(写真家)

自分の感情に"ちゃんと"向き合ってもらえた経験は心に残り続ける。 いつか忘れてしまうとしても、思い出が人の背中を押し、人生を先に進ませる。

岡村靖幸さん(音楽家)

今の環境、みんなどう感じてるのだろう?
社会状況、ユーチューバーの動画、CGだらけのサスペンス映画。
なんとなくそんなものに怯えたり踊らされたりする日常。

この映画は、全くそんなものと違う次元にあなたを連れて行きます。 たくさんの子どもたちの告白、それを色んな気持ちになりながら 静かに受け止める主人公。
ジョーカーの後にこの映画をチョイスしたホアキン・フェニックスの素晴らしさよ。
大人も子供も全ての人に見てもらいたい。
みんなもっと子供の声に耳を傾けよう、 考え方生き方を変えようと思わせる力がこの映画にはあります。
傑作。

しまおまほさん(エッセイスト)

大人だとか子どもだとかじゃなくて。
ずっと覚えているか忘れちゃうかでもなくて。
平凡かそうでないかも関係なくて。
宝物になるのは、ふたりが向き合う時間。

カツセマサヒコさん(小説家)

問題を大袈裟にしたくなくて、必死に言葉を取り繕った。
そうやって世渡りを覚えて、ちゃんとした「大人」になった貴方に、
いま観てもらいたい。
まっすぐな子供たちの眼差しが、知らんぷりしてきた心を強く刺す。

ryuchellさん(タレント・モデル)

リアルな家族の愛の物語でした。
観たあとに
子供をギュッとしたくなりました。

子育てって、自分の凝り固まったサビを落としてくれて
同時に強くしてくれる
親育てでもあるんですよね。

ヨシタケシンスケさん(絵本作家)

子どもに聞いてみないと、わからないことがある。
子どもにふりまわされないと、わからないこともある。
優しくてガマン強い中年男の奮闘記。
自分もかくありたい、と背筋が伸びました。

ヨシタケシンスケさんイラスト

森本千絵さん(アートディレクター)

家族というのは人間関係であり、
他者との関係性の中から自分とは何なのかが見えてくる。 その出会いや、過ごした時間により人生を見つめていく。
まさに2人の関係は大人と子供ではなく、出会う必要があった人間同士。
美しいモノクロームの中、静かに埋められていく関係の隙間。
とてもリアルで、正直な声に惹き込まれ、私には眩い世界に観えた。
父親として、息子としてのマイク・ミルズに改めて魅了された。
私も、娘に質問を投げかけてみたい。

松浦弥太郎さん(エッセイスト)

人の苦しみや問題をやわらげることを考えると、 自分自身の苦しみや問題がやわらいでいく。
人と人というのは、そうやって共に生きている。

私たちが探しているしあわせを生み出す魔法は、そこにあることがわかった。

黒沢 薫さん(ゴスペラーズ)

大人とは?子供とは?
そして家族とは?
年齢だけを悪戯に重ね続け、心が迷子の我々世代。
名優達の滋味溢れる演技とモノクロの映像が導くこの物語が、 優しい処方箋となってくれるだろう。
上っ面のフワッフワを取り払って、さあ、前へ、前へ!

Mamikoさん(chelmico)

大人とか子どもってただ言葉があるだけで変わらないですね。
私はいまだに自分のことさえよくわからないことが多い。
心の奥底にある気持ちを上手に掴むことは簡単ではないけれど、 素直に伝えること、話すこと、寄り添うことをやめない。
忘れてても、またそっと思い出させてくれた。
優しく抱きしめてもらえたような映画でした。
最高!

花田菜々子さん(書店員)

私がパートナーの子どもたちと初めて出会ったとき、
下の子がちょうどジェシーと同じ9歳で、
ジェシーのはちゃめちゃなふるまいを観るだけで
当時の葛藤と攻防を思い出してぐったりしてしまった。
だが、宇宙人のような「他者」と出会い、 ときにぶつかりあいながらも誠実に関係を構築し、 心がつながることは人生で最大のギフトだと思う。
相手が大人でも子どもでも、血が繋がっていなくても。
そのことを簡潔に伝えてくれる最高の映画でした。

LiLiCoさん(映画コメンテーター)

人生と人の縁の深さを感じた。
映画の向こう側まで導かれました…

よしひろまさみちさん(映画ライター)

大人になるとつい、くさいものにふたをする。
都合悪い真実を見ないふりするのは、次の世代への大迷惑。
身の周りから世界までを直視する子どもたちの声が、美しい映像と共に胸を射抜く。

こがけんさん(お笑い芸人)

大人ぶった嘘は見透かされる。
子どもめいた茶番に真実が宿る。
互いにぺらぺらの言葉しか持ち得なくても、
その無力さを笑い合うことはできる。
『カモン カモン』は、人が人の信頼を勝ち得ていく過程に希望を見出す物語だ。

松本壮史さん(映画監督)

「いや、どうやって撮った??」心の中で何度も叫んだ。
それくらい奇跡的な瞬間が焼き付いている。圧巻のシーンとかではない。
普段の生活の中だったら見過ごしてしまうほど何気ないのに、奇跡みたいだった。
世代やあらゆる複雑なものをゆっくりゆっくり飛び越えていく
ジョニーとジェシーの姿は、未来を少しだけ照らしてくれる。
そのぼんやりとした光にマイク・ミルズを感じて嬉しくなる。

志茂田景樹さん(作家・よい子に読み聞かせ隊隊長)

9歳の甥と伯父はお互いの魂のあばきあいをしているのか。参ったな。
俺の魂も共感している。巻きこむなよ。ラストに涙の土砂降りはきついぜ。
こりゃ観なきゃ損の一生もんだぞ!

岡本仁さん(編集者)

ぼくはこれから先も、何度となくこの作品を観続けて、 ジェシーの「カモン、カモン」という言葉に勇気づけられ、 そのたびに新たな「未来への希望」を発見するだろう。

野中モモさん(ライター・翻訳者)

幼い子どもはあっという間に成長する。
誰もが老いて、いつかここからいなくなる。
冷静になると怖くて叫び声をあげそうになってしまう「人生」の初期設定。
でも、 だからこそ今この瞬間が宝物なのだ。
そんな身も蓋もない「あたりまえ」を語ることを、マイク・ミルズは恐れない。

山岸聖太さん(映像ディレクター)

子供も大人も動物たちも、目を合わせなければ何もわからない。画面越しやスマホの文字から小さなノイズは感じ取れない。
向き合った伯父と甥のノイズが取れていく過程は美しく、観ている自分まで少しだけ浄化された気持ちになる。

ウディ・ノーマンという13歳の俳優と出会えたこの映画をずっと忘れないと思う。 彼と芝居をするホアキン・フェニックスはとても楽しそうだ。
二人のシーンをもっと観ていたかった。