NYでラジオジャーナリストとして1人で暮らすジョニーは、妹から頼まれ、9歳の甥・ジェシーの面倒を数日間みることに。LAの妹の家で突然始まった共同生活は、戸惑いの連続。好奇心旺盛なジェシーは、ジョニーのぎこちない兄妹関係やいまだ独身でいる理由、自分の父親の病気に関する疑問をストレートに投げかけ、ジョニーを困らせる一方で、ジョニーの仕事や録音機材に興味を示し、二人は次第に距離を縮めていく。仕事のためNYに戻ることになったジョニーは、ジェシーを連れて行くことを決めるが…
1966年、カリフォルニア州バークリー生まれ。
アディダス、ナイキ、ギャップなどのCMやエール、ブロンド・レッドヘッド、パルプなどのミュージック・ビデオを監督。また、ソニック・ユースやビースティ・ボーイズのレコード・カヴァーのデザインも手掛け、グラフィックアーティスト、デザイナーとして1990年代のニューヨークのカルチャーシーンで活躍。2005年、『サムサッカー』で長編映画監督デビュー。自身の体験を基に父と子の関係を描いた『人生はビギナーズ』(10)では、同性愛をカミングアウトした父親役を演じたクリストファー・プラマーが第84回アカデミー賞助演男優賞を獲得。同作は数々の映画賞で高く評価され、ゴッサム・インディペンデント映画賞では作品賞を受賞した。続く『20センチュリー・ウーマン』(16)は、批評家・観客の双方から称賛され、アカデミー賞脚本賞にノミネート。自身初の快挙となった。また、07年に制作した長編ドキュメンタリー『マイク・ミルズのうつの話』では、日本の文化に抗うつ剤が導入されたことをめぐる問題を探り、現代社会が抱える問題を描き上げた。なおザ・ナショナルの8枚目のアルバム「I Am Easy To Find」の発売にあわせてリリースされた、同名の短編映画の監督を務めている。
『サムサッカー』/監督(2005)
『マイク・ミルズのうつの話』/監督・製作(2007)
『ビューティフル・ルーザーズ』/出演(2007)
『人生はビギナーズ』/監督・脚本(2010)
『20センチュリー・ウーマン』/監督・脚本(2016)