大絶賛コメント

犯人の大学生たちの詰めの甘さがいちいちおもしろい。
『水曜日のダウンタウン』のスタッフワークの綿密さが頭をよぎる。
これなら、彼らの方が、うまくやれるんじゃないか。

松尾スズキ(作家・演出家・俳優)

変化することは怖いけどロマンと純粋な心さえあれば愚か者の裏にだって純粋無垢な天使もいる。
僕は、こんなロマンチックな大学生でいてみたかった。
悲しいのに何故か追い風になる映画。

吉村界人(俳優)

退屈な日常をぶっ壊すための5ヶ条
1 リア充のパワハラを許すな!怒りをパワーに変えろ!
2 とりあえず「完璧な強盗 やり方」でググれ!何でもいいから動き出せ!
3 悪いことをする仲間は 4人がベストだ!(2人だと寂しく、3人だと2:1に割れる危険があるぞ!気を付けろ!)
「やるかやらないか」で “やる” を選べ!この世界はそういう奴にグッと来るようになっている!
5 以上のことをやったら映画化されるのを待て!この映画がまさにそれだ!!!

歌広場淳(ゴールデンボンバー)

映画のような強盗に憧れるけれど、現実はそんなにうまくいかない。 大体、映画は物語なんだから、どうせ最後にバチが当たるし。 でも実際の強盗を振り返る当事者たちの顔が何より一番生き生きしていて。 言葉はなんの意味も持たなくなった。
現実も悪くないと思った!

松居大悟(映画監督/劇団ゴジゲン主宰)

こんな犯罪映画観たことない!
“勢い” “感覚” “罪悪感”に満ちた、新しいクライム・エンタテインメントをご覧あれ!

ハマ・オカモト(OKAMOTO'S)

前半・ムムム?大丈夫かこの映画?
中盤・声出して爆笑、
終盤・おーー。マジか・・・。
ドキュメントも綯い交ぜにしてる分、説得力をもって「現実」を思い知らされます。

ヒャダイン(音楽クリエイター)

真実と記憶、証言と憶測とのカットバック、その巧みなズレが娯楽映画となる。だからこそジャンルを超えている。ノワールで、喜劇で、サペンスで、悲劇だ。
本作は、ちょい悪トレインスポッティングで、レザボアドッグスな負け犬たちの、飛べない鳥(アニマルズ)たちが、羽ばたこうとする真実の青春映画だ。

小島秀夫(ゲームクリエイター)

犯罪の滑稽さと興奮、そして虚しさが虚実を行ったり来たりしながら描かれる活劇に、「こんな映画が観たかった!」と思うと同時に「作りたかったわ!」と悔しくもなったり。
映画の可能性が広がった瞬間を目撃した。

松江哲明(ドキュメンタリー監督)

若き日の過ちを振り返って悔いるという話は、ともすれば説教くさくなるだけだが、それをスリリングなクライム・エンタテインメントに仕立て上げた手腕はお見事。 「記憶」や「事実」はなんと揺らぎやすいものだろうか!

青野賢一(ビームス創造研究所クリエイティブディレクター/文筆家)

どこまでが映画でどこまでが現実か
どこまでが現実でどこまでが真実か

そんなことを確かめるのは無意味だ
ただただ刺激が欲しい青春の前では

中村佑介(イラストレーター)

最高に笑った!ポンコツたちの一攫千金ドタバタ強盗計画!
今年の『カメラを止めるな!』枠はコレだ!

岩田和明(映画秘宝編集長)

出てくる人々の誰が俳優で誰が事件の当事者か分からない!虚構&現実のシャッフル具合と一瞬の真実にクラクラする、これは実録映画のネクスト・レベル。

山崎まどか(コラムニスト)

犯人になりきった俳優と、俳優のような犯人が、ドキュメンタリーとフィクションの境界線を打ち破る。
これはまさにネクスト・レベルのクライム・ムービー。

長谷川町蔵(文筆家)

ゼロ年代には世界中でタランティーノ作品の出来損ないのような映画が量産されたが、本作の若者たちはそれを映画ではなく「出来損ないの事件」として、本当にやっちまった。
このほろ苦さは、他人事ではない。

宇野惟正(映画・音楽ジャーナリスト)

「奇跡の英雄的行動を本人出演で感動再現」のまるで逆を行く、「実話の映画化」の異端な進化形。 「本気出せば俺は特別、俺はシステムの外に出れる」と一瞬でも自惚れたことがあるあなたや私の鼻先をぶん殴ってくる!鼻血をすすって笑え!

町山広美(放送作家)

凡人の人生は映画みたいにドラマティックにはいかない。そのことを痛烈に突きつける実話が、極上のエンターテイメント映画に仕上がってしまっている矛盾。最高に笑った。

松山梢(映画ライター)

世にも奇怪な失踪ミステリー・ドキュメント『The Imposter』が圧巻だったバート・レイトン監督。衝撃実話を再構成する手法をトリッキーに進化させ、もはやクライム・ジャンルの鬼才であることを証明した。その非凡な手並みを目撃せよ!

高橋諭治(映画ライター)

普通じゃないことをしてしまった普通の青年たちの、ごく個人的で、だからこそ普遍的な青春ストーリー。
≪ご本人登場シーン≫のご本人たちのラストの表情が、この映画の本質を物語っているように感じました。

佐藤ちほ(映画ライター)

若さゆえの愚かさと高慢を体現する演技陣もお見事なら、それぞれの“真実”と“現実”を交錯させる語り口も超クール! 当事者本人たちの存在が、青春の迷走をたんなるクライムサスペンスで終わらせない

杉谷伸子(映画ライター)

事件の話としてとても緊張感もあり、現実味あふれる映画ですが、恵まれた立場の若者たちがエリートの大学に通いつつも、実際に充たされているかという疑問の投げかけも興味深い。

ピーター・バラカン(ブロードキャスター)

不同・敬称略