INTRODUCTION
1956年にアメリカで発表されて以来、色褪せぬ名作として世界中で愛される「夏への扉」(著:ロバート・A・ハインライン)。
プロデューサーの小川真司氏が、「タイムトラベルものは映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』も含めて数々あれど、時間旅行ものというジャンルを確立させた本作は後の作品に大きな影響を与えた古典中の古典と言える」と語る、
多くのハリウッド映画に影響を与えた伝説の小説が全世界で初の映画化。
本作では、舞台を日本に再構築。罠にはめられすべてを失った科学者が、1995年から2025年へ時を超え大切な人を救う物語を描く。

STORY
将来を期待される科学者の高倉宗一郎は、亡き養父である松下の会社で研究に没頭していた。
幼い頃に家族を亡くし、ずっと孤独だった宗一郎は、
自分を慕ってくれる松下の娘・璃子と愛猫ピートを、家族のように大切に思っていた。
しかし、人生を賭けていた研究の完成を目前に控えながら、宗一郎は罠にはめられ、冷凍睡眠させられてしまう。

目を覚ますと、そこは30年後の2025年の東京―。
宗一郎は、研究もピートも、すべてを失い、璃子が謎の死を遂げていたことを知る。
愕然とする宗一郎だったが、人間そっくりなロボットの力を借り、未来を変えるために動き出す。
璃子を絶対救うという、信念とともに。